田ノ岡ぼくはマネジメント創造学部(CUBE)の特別留学コースなので、2年生後期から1年間の海外留学が必須なんです。なので、いまは週に15時間、英語を集中的に学んでいますね。同時に、マネジメント創造学部の特長である「プロジェクト科目」の基礎となる経済・経営の知識を学んでいます。
五十嵐経済学部での1年は、ミクロ、マクロ、産業といった幅広い経済学の分野について入門的に学ぶ感じかな。感心したのは、100人ほどの大人数講義で学んだ内容を20人程度の少人数ゼミでさらに深めていくという流れがしっかりできていること。すごくスムーズなカリキュラムになっていて、高校レベルの知識から自然と大学レベルの学びに慣れていくことができました。
大堀わたしはもともと高校で受けていた経済よりも、自分にとって身近なテーマを勉強したくて経営学を選びました。甲南大学の経営学部では、1年生で簿記3級を取得するというはっきりした目標が課されています。学び方も、2年生からは大きく3つのコースにわかれるなど、自分の将来のビジョンを考えやすいスタイルになっているのが特長ですね。
田ノ岡入学してから感じたのは、とにかく先生方の経歴がすごいということですね。企業や行政、国際機関などで活躍していた人たちが、社会でどう応用していくか、活用していくかという視点で経済・経営を教えてくれる。ものすごくハイレベルな授業なので、もうす べて吸収してやろうという気になります。
大堀わたしも大学の授業の内容には驚かされました。高校時代に学ぶ経済って「いま」じゃないというか、あくまで経済の歴史を習っている感じでしたよね。いま学んでいるのは日本企業の最新の経営戦略とかマーケティング戦略とか、まさにリアルタイムなテーマばかり。だからこそ、勉強に興味がもてるし、親近感もわいてくるんです。
五十嵐ぼくが意外だったのは、先生と学生の距離が近いということ。大学の授業は大きな教室で黙々と講義を聴くだけかと思っていたらぜんぜん違う。先生が一人ひとりのプロセスもきちんと見てくれていることに驚かされました。
田ノ岡ちょうど、「共通基礎演習」の授業で同じようなテーマに取り組みましたね。ぼくたちのチームは、オープンキャンパスの改革について提案しました。学びや研究の質の高さを、もっとアピールできる場にしようと。見学するだけでなく、いっしょに授業やゼミに参加できるような機会を高校生たちに提供しようと考えたんです。
五十嵐「共通基礎演習」は、ぼくも1年の時に受講して、広告という視点からプレゼンテーションしたね。とにかくもっと面白い広告を展開して、そこをきっかけに多くの人たちをSNSへ誘導する。動画なども活用して学生同士で盛り上がれるようなプランを考えました。
大堀わたしたちはさまざまな視点からプレゼンテーションを展開しました。優秀な学生には飛び級を認めるカリキュラムを取り入れたり、「KONANサーティフィケイト」を学業面にも拡げたり。そしてオープンキャンパスでは、社会の第一線で活躍している甲南の卒業生を招いて講演会を開催するなど。
五十嵐もし、いまあらためて甲南大学の「魅力」をアピールするとしたらなにを取り上げるかな。ぼくなら、やっぱりiCommons(アイコモンズ)かな。学生にとって、これだけ魅力的な施設はなかなかないよね。
田ノ岡魅力を高めるという意味でも、iCommonsを利用すれば学生主体のイベントなんかをもっと開催できそうですよね。
大堀わたしはロケーションかな。甲南大学のある岡本という街の魅力を伝えたい。石畳で舗装された、こんなおしゃれな通学路もめずらしいですよ。
※KONANサーティフィケイト
成績評価だけでは測れない学生の力を見える形にするために設けた甲南大学独自の評価認定制度です。学生が自分の個性と力を自覚し、自信をもって行動できるよう大学がサポートしていきます。
五十嵐これからの時代を考えると、マネジメント創造学部のように英語をしっかり学べるというのは大きな魅力ですよね。週に15時間というのはたいへんそうだけど。経営学部は、自分のめざす進路にあわせて希望のコースを選べること。学ぶ内容を深く絞り込んでいくカリキュラムになっていることが良いなと思います。
田ノ岡経営学部は、ビジネスの現場において必要となる知識や能力を、専門的に学べるという点がなによりもうらやましいですね。経済学部については、幅広い領域を学べることがかえっておもしろそうだし、自分の視野もどんどん広がっていきそうな気がします。
大堀経営というか企業のマネジメントにおいて経済学の知識というのは生かせそうなので、経済学部の学びの内容にはすごく興味があります。マネジメント創造学部は、プロジェクト形式という学びのスタイルそのものがかっこいいですよね。大学での授業よりも現実社会に近い分、社会人に近いというか、実践的な感じで。