- 第100回日本選手権
- 永野真莉子 200m 23秒93 第5位
- 2016オールスターナイト
- 2016オールスターナイト
- 第85回日本学生陸上競技対校選手権大会
- 第85回日本学生陸上競技対校選手権大会
- 木村瑞穂・西尾香穂・永野真莉子・ 三宅真理奈 4×100mR 46秒18 第7位
- 第71回国民体育大会
- 木村瑞穂・西尾香穂(大阪府代表) 4×100mR 第2位
- 永野真莉子(岡山県代表) 4×100mR 第8位
- 第100回日本陸上競技選手権大会リレー競技
- 木村瑞穂・永野真莉子・藤井彩和子・西尾香穂 4×100mR 第3位
- 経済学部 2年生
- 種目:短距離走
- 2015年度経済学部成績優秀者
- 甲南90周年記念栄誉特待生スポーツ部門選出
- 経営学部 1年生
- 種目:短距離走
Q.全国大会でも好調な女子陸上部の活動についてお教えください。
木村さん 部活はほぼ毎日、授業が終わってから3~4時間ほど練習します。甲南大学に入学しようと決めた理由のひとつが、トレーニング施設の充実でした。走る爽快感に魅かれて中学時代からずっと陸上部だったので、大学でも陸上を続けたかったんです。
西尾さん まさか400mトラックのある環境で練習できるとは思いませんでしたね。わたしも中学時代から陸上部でしたけど400mリレーが好きで、リレーの強い甲南大学を選びました。
木村さん 甲南大学は伝統的に400mリレーが強く、昨年は関西学生新記録を打ち立てたほど。全国的にもトップクラスのチームで競技に打ち込むことができます。
西尾さん 陸上競技は個人種目が多いですが、リレーはチーム競技なんですよね。上にいけばいくほどチームワークがタイムを左右します。このみんなでバトンを“つないでいく”というのが最高におもしろいんです。
木村さん スタートの得意な人、直線で速い人、カーブに強い人など、個性を活かし、バトンをつないでいく楽しい種目です。今年になって他大学に記録を塗り替えられてしまったので、また新記録で抜き返したい。
できれば学生の日本新記録をめざしたいですね。
Q.甲南大学でスポーツすることの魅力はなんでしょう?
木村さん 甲南大学のグラウンドにはナイター照明もあり、豊富な練習メニューが実践できることです。トラックでの練習だけではなく人工芝フィールドでトレーニングをしたり周辺地域をランニングすることもあります。今日は、身体をほぐすためにフィールド内でサッカーをしました。
西尾さん 負けたチームは400mダッシュというペナルティがあるので、みんな真剣勝負でしたね。
木村さん 勝ち負けのある競技選手なので、普段からお互いの競争意識はもちろんあります。整列するときはタイム順だったりしますしね。けれど、部活としての雰囲気はすごく良いんです。そこが甲南大学の強みでしょうか。
西尾さん 指導してくれている先生のいろいろな配慮もあり、みんな仲が良くて、毎日がとても楽しいんです。陸上競技というのは、じつはすごくメンタルが影響する競技なので、部活の雰囲気が良いというのはとても大切なことなんです。
木村さん 走り終えたときの体感と実際のタイムに驚くほど差があったり、本当にメンタルに左右される競技ですよね。でも、この恵まれた環境で練習させてもらっていることが、結果を出そうという意欲につながっています。
Q.部活と学業の両立で苦労していることはありますか。
木村さん 部活と学業との両立はたしかにハードですが、そこは時間割の組み方を工夫しながらがんばっています。週末に試合のあることが多いので、選択する授業を週の前半に集中させたりしていますね。
西尾さん 大学に入って生活リズムが大きく変わりましたが、授業以外の時間を有効活用するようにしています。通学電車の中で授業の復習をしたりして。
木村さん 正直、高校時代まではスポーツに夢中だったんです。だけど甲南大学に入ってからは、むしろ勉強が好きになりました。先生方の講義がおもしろくて、すごく興味がもてる。学ぶ楽しさにめざめた感じです。
西尾さん 授業が少人数なのもあって先生方との距離がすごく近いですよね。わたしも経営学という学問がいまはすごくおもしろいんです。文武両道というか、どちらもがんばっていきたい。
木村さん 甲南大学はカリキュラムで体育が必修になっていて、心身ともに成長していける環境です。就職された先輩方を見ていても、みなアクティブに活躍されていますよ。
男子100mの日本記録保持者であり、女子陸上競技部の顧問も務めておられる伊東浩司先生(日本陸上競技連盟強化委員長)にお誘いいただき、7年ほど前からコーチをしています。チームには、競技者として世界を見すえている選手をはじめ、目的も、目標もさまざまな選手がいます。指導の基本にしているのは「大人としてあたりまえのことをしっかりやる」ことです。あいさつや言葉遣いといった生活態度から、健康などの自己管理まで。わたし自身が日本代表選手として世界陸上などに参加している経験からも、やはり世界のトップ選手たちはこれがしっかりできている。競技者として記録を伸ばしていくうえで欠かせない条件ですし、社会人としても重要な資質です。また、教員として甲南大学の体育授業も担当していますが、いつも言っているのが4年間はあっという間だということ。部活でも、勉強でも、大学祭でも、なんでもいいからひとつ夢中になるものを見つけることです。その経験こそが社会で活躍するための力になります。