夢をかなえた甲南卒業生の
活躍を紹介します!
甲南大学で4年間の充実したキャンパスライフを過ごし、その学びや経験を生かして卒業後もさまざまな分野で活躍している先輩たち。ずっと抱いていた夢をかなえ、いまもさらなる目標に向かって挑戦している甲南卒業生たちのリアルな声をリポートします。
大吉 洋平さん
株式会社毎日放送(MBS)
アナウンサー室アナウンス部
2008年甲南大学経営学部EBA総合コース卒業
※EBA総合コース:
現在はマネジメント創造学部に発展的継承
関西の毎日放送でアナウンサーをしています。
アナウンサーになって海外中継することが夢だったんですが、すでに約40の国と地域から中継を担当することができました。アナウンサーの仕事というのは、オンエアの時間なんて氷山の一角なんですよね。中継中にどんな質問をされても答えられるようにしておかなくてはなりませんから、準備には終わりがありません。そうしたなかで、どんな中継でも、リポートでも、自分なりの視点をまじえるようにしています。それがアナウンサーとしての個性を番組に残し、たしかなパーソナリティになっていくと信じていますから。
そもそもアナウンサーになりたいと思いはじめたのは、中学時代『めざましテレビ』という番組でやっていた須田哲夫アナウンサーのニューヨークリポートが大好きだったからです。海外なんて一度も行ったことがないのに、見ているだけでマンハッタンの様子が手に取るようにわかる。リポートと映像だけで、視聴者を毎朝ニューヨークまで連れていってくれる。「すごい仕事だなあ」と思ううちにアナウンサーを志すようになりました。大学時代にニューヨーク州立大学バッファロー校(以下「UB」)に1年間留学して現地のいろんなものに実際触れてからは、ますますその思いが強くなりましたね。
高校時代、オーストラリアの大学に留学経験があったので、大学でも英語を学び、留学もしたかった。けれど外国語大学や英文学科で“英語だけ”を勉強することには興味がなかったんです。そんなときに当時の甲南大学EBA総合コース(現在はマネジメント創造学部に発展的継承)を知りました。じっくり英語を学ぶ4年間にはUBへの1年間の留学が義務づけられ、経営学部卒業の学位もとれる。まさに自分のニーズにぴったりの学部だと即決しましたね。
澤田 修司さん
株式会社シェンゲン 代表取締役
2013年 甲南大学法学部卒業
大学時代から海外旅行でよく利用したホステルを、日本で経営するために会社を立ち上げたのが卒業からほぼ1年経った頃のことでした。ここ京都の「ORIGAMI」が最初で、現在は東京でも2カ所ほど運営しており、大阪や北海道でも新しく計画中です。さらに京都では新しくギャラリー兼アトリエを併設した宿泊施設を構想しているなど、海外からの観光客をターゲットにしながら、さまざまな展開を考えているところです。昔からアートに興味があったので、今後の夢としては“京都”という国際ブランドを活かしたアートオークションなども開催できればと思っています。
甲南大学卒業後は、内定をいただいた広告会社に就職して、東京で働いていました。ところが入社して1年目に、海外転勤の話が出たんですよね。海外旅行は好きだけど、ずっと暮らすことには抵抗を感じたんです。やはり自分は日本が好きなんだなと。そこで「これはいいきっかけかもしれない」と、思い切ってホステル経営の会社を起業することにしたわけです。もちろん突然思いついたわけではなく、大学時代からずっと夢見ていたことで、起業のための資金もこつこつと貯金していたので決断しました。
正直なところ、神戸という街がもつイメージに憧れていたというのが大きかったですね。そんな神戸にふさわしく、甲南ボーイ、甲南ガールと呼ばれる洗練された学生たちがいる大学という印象が甲南大学にはありました。実際にオープンキャンパスではじめて岡本の街を訪れたときも、いきなり石畳の舗道がつづくおしゃれな街並みに驚かされましたしね。あとはオープンキャンパスで訪れた他大学と比べてもコンパクトなキャンパスが、逆に居心地良さそうで決め手になりました。
MBSの愛称で親しまれる関西の代表的なテレビ・ラジオ放送局。準キー局として「情熱大陸」「プレバト!!」など報道・ドキュメンタリーやドラマ、バラエティなどの番組を数多く自社制作し、全国ネットで放送している。また、大吉洋平(MBSアナウンサー)は全国ネット番組「世界の日本人妻は見た!」や「せやねん!」「ちちんぷいぷい」など地域に密着した情報番組などに出演中。
海外からの訪日旅行者(インバウンド)をターゲットに、2014年、京都でドミトリー形式の宿泊施設である「ORIGAMI」の運営をスタート。いまでは京都、東京、大阪と全国的にホステル経営を展開している。