大学受験という大きな挑戦を目前にして、日々励んでおられる受験生のみなさん。
勉学の合間をぬって、この『甲南Ch.』をご覧いただいているということは、わたしたち甲南大学に興味や関心を抱いてくれている証だと思います。この機会に、甲南大学というキャンパスの特長を紹介させてください。
平生釟三郎が旧制甲南中学校を創設したのが1919年つまり甲南学園は近く100周年を迎えます。
『人格の修養と健康の増進を第一義とし、個性を尊重し天賦の才を伸長させる』
この教育理念は、日本の経済界に数多くのリーダーを送り出してきた実績とともに、いまも甲南大学に息づいています。
しかしながら、この伝統を風化させないためには、時代に向きあい、未来を見据えた、たゆみない挑戦が必要です。次なる100年に向けた甲南大学の革新。それを実現するために、いま、わたしたちは“新世紀ビジョン”を掲げて行動しているのです。
国際文化都市・神戸にある、ミディアムサイズの総合大学。この甲南大学ならではのポジションを活かし、学生のみなさんに「質の高い教育」を提供すること。それが新世紀ビジョンの基本です。
一人ひとりの個性を尊重して育てる「圧倒的少人数教育」。学生が自ら考え行動できる「アクティブラーニング」。社会で活躍するために必要なスキルを身につける「共通教育」。グローバル時代に対応した力を学部に関係なく磨ける「融合型グローバル教育」。地域社会と協働して実践的な思考や行動を学ぶ「地域連携教育」。こうした具体的な行動がすでに新世紀ビジョンのもとで始動し、キャンパスを活性化しています。
そして、こうした甲南大学の革新を象徴するのが「KONAN プレミア・プロジェクト」です。先端的なロボット開発から、地域に密着したスイーツ開発、さらにはスポーツやボランティア、国際交流など、テーマに分類されたユニークな組織横断プロジェクトがキャンパスのいたるところで展開されています。
もちろん、こうしたプロジェクトは甲南大学生に開かれたものであり、学生の皆さんの積極的な参加を歓迎します。そして学生は、プロジェクトを通じて整備された環境をいつでも利用できます。ワクワクするようなプロジェクトとの出逢いは、学びの意欲を向上させ、新たな可能性の発見、無限の未来の創造につながっていくことでしょう。
このほかにも、ネットワークによって学びだけでなく学生生活の全般を双方向でサポートするActive-Interactiveキャンパス構想や、社会の最先端で活躍する卒業生が大学の教育や学生のキャリア創生などを力強くバックアップするアドバイザリーボードなど、甲南大学の進化についてはまだまだ語りたいことが数多くあります。
未来への夢がある人には、かなえるための確かな力を。将来へのイメージがあいまいな人には、個性の力強い成長を。自分にふさわしい志望校選びに迷ったならば、まずは甲南大学を選んで欲しい。そう言えるだけの環境が、このキャンパスにはあります。