CROSS TALK 理工学部×経営理工×知能情報学部

基礎から応用まで幅広い領域にわたって個性的な教育・研究活動を展開しているのが甲南大学の理系学部の特長。今回は、甲南大学の理系3学部を代表し、3名の学生さんに自身が取り組む研究や甲南大学の理系の魅力について語っていただきました。

  • 小西一輝(KAZUKI KONISHI) 理工学部 物理学科4年生 原子核研究室 (担当:秋宗秀俊 教授)
  • 青山星海(SEIKA AOYAMA 理工学部 物理学科4年生 生命高分子科学研究室 (担当:長濱宏治 准教授))
  • 中田圭祐(KEISUKE NAKATA) 知能情報学部 知能情報学科4年生 4年生 ロボティクス研究室 (担当:梅谷智弘 准教授)

甲南大学理系学部 理工学部 ★物理学科 / 生物学科 / 機能分子化学科 知能情報学部 ★知能情報学科 フロンティアサイエンス学部 ★生命化学科

今、取り組んでいる研究テーマを教えて

中田ぼくは、顕微鏡画像の解析手法の確立に取り組んでいます。画像を処理することによって、普通見ているだけではわからない情報が得られるかもしれない。また、これまで見落としていた情報を何らかの形で拾えるかもしれない。そう考えて、情報を得るための新しい方法を研究しています。これは、フロンティアサイエンス学部の臼井研究室との共同研究です。フロンティアサイエンス学部から顕微鏡画像をいただいて、知能情報学部で解析をしています。

青山わたしは細胞架橋ゲルという新しい機能性材料の研究をしています。実は、私たちが「世界で初めて」生きている細胞でゲルをつくったんです。今後、細胞本来の「生きている」という特徴を活用することで再生医療に応用したり、病気の仕組みを探る基礎的な研究などにも役立つと思います。

小西ぼくの研究テーマはディープラーニングを用いた中性子線とγ線の判別です。γ線は日常的に存在する電磁波で、中性子線は中性子線源からしか出ないものですが、測定すると両者が混在することがあります。従来は人が計算して判別していたのですが、うまく判別できない領域もあり、中性子線とγ線の判別は課題になっています。機械に学習させるディープラーニングを使えば、もっと上手に判別ができるのではないかと研究しています。

ダミーダミー

青山フロンティアサイエンス学部は生物や化学の複合領域を発展させていこうとしています。基礎的な研究はもちろん、自分の興味のある分野・得意な分野を積極的に学べるのが魅力です。あと、少人数なのも良いところ。1学年45名だけのためにポートアイランドキャンパスがあります。

中田知能情報学部は定員が120人です。それでも他大学と比べると少ないと思います。

小西理工学部全体は定員が155名で、物理学科は50名です。教員と学生の距離が近いから、わからないことはすぐに聞きに行けるという環境が整っています。また、物理学科の魅力はスケールが幅広いこと。ぼくが研究している原子核物理はミクロの世界ですが、一方でビッグバンなど宇宙スケールの研究もできます。小さなスケールから大きなスケールまで学べます。

中田知能情報学部では、人工知能や自然言語処理、バーチャルリアリティなど、今ホットな技術について学べます。また、漫才ロボットや図書館アンドロイドのような、メディアによく取り上げられているユニークな研究があるのも魅力のひとつかな。あと、甲南って理系学部のわりに交通アクセスが良いと思いませんか?

青山確かに。他の大学の理系だと町の中心から離れたところにあることも多いよね。

小西バスで30分以上かかるようなキャンパスが多いなか、駅から降りて歩けるのはすごくいい。学内の移動もラクですね。

中田ちょうどいいサイズの大学で、少人数ですし、効率的に研究ができるんじゃないかな。文系の学生と一緒に学んだり、サークルなどの課外活動にも取り組みやすいよね。

甲南の理系学部をもっと伝えるには?

小西珍しい研究ができることをアピールしたい。たとえば、宇宙の勉強ができる大学は意外と少ないんです。関西の私立大学だと学科やコースに「宇宙」が入ってるのは甲南を含めて2校しかなくて、その中でもぼくが研究している原子核分野を学べるのは甲南だけです。甲南ならではの学びができることをもっと知ってもらえることができればと思います。

青山フロンティアサイエンス学部では自由に研究させてもらえることが多いんです。わたしは再生医療に関することを学びたいと思って入学し、「世界初」という言葉に惹かれて今の研究室に入りました。先生方も「世界初」が好きなのかも?自分がやりたいことにチャレンジさせてくれます。もちろん制約はあるけど、その中で自分のやりたいことをやらせてくれる先生がいる。そういう学び方に興味のある人におすすめしたいです。

中田知能情報学部では、漫才ロボットや図書館案内アンドロイドが頑張っていて、メディアにもよく出ています。漫才ロボットはM-1グランプリ予選にも出場したそうです。1回戦敗退でしたが、出場を認められたことは大きい。こんな感じで、甲南の技術がメディアで取り上げられることが増えれば大きなアピールになると思います。

クロストークを通じて感じたこと

小西これまではフロンティアサイエンス学部が生物と化学の間のような研究をしていることくらいしか知らなかったけど、具体的に聞けてよかったです。知能情報学部については、ぼくのディープラーニングを利用する研究と近い部分があります。学部は違っても、どこかで何かしら接点はあるのかなと感じました。

中田それは思いました。ただ、こうやって聞いてみないと他の学部が何をしているかわからない。ぼくは、共同研究をしているのでフロンティアサイエンス学部にも行くのですが、本当にいろいろな装置がある。ぼくたちのような情報系の人間が作った装置なんでしょうが、ああいう装置を使いこなせるってすごいなと思います。

青山他の理系学部は基礎研究に力を入れていて、難しそうと思っていました。物理学科で宇宙の研究をしているなんて知りませんでした。かっこいいじゃないですか。
同じ理系学部でも学部によって個性があるから、「甲南の理系といえばこれ!」とひとつに絞れませんね。逆にいうと、その分いろいろな可能性があるということ。

中田知能情報学部には約20の研究室があるのですが、すべて研究内容が違います。理工学部、フロンティアサイエンス学部とあわせると、研究できる分野は本当に幅広い。これだけ分野があれば、きっと何かやりたいことが見つかると思います。

小西甲南なら、自慢できるような研究ができるんじゃないかなと思います。

  • 小西さんから見た…

    フロンティアサイエンス学部の魅力
    生物と化学にまたがる研究ができ、
    応用研究も多い
    知能情報学部の魅力
    共同研究で技術を
    広げようとしているのが面白い
  • 青山さんから見た…

    理工学部の魅力
    宇宙からミクロの世界まで、
    研究内容が幅広い
    知能情報学部の魅力
    いろいろな装置を開発したりして
    人の役に立てる
  • 中田さんから見た…

    理工学部の魅力
    宇宙をテーマにした研究など、
    壮大な研究ができる
    フロンティアサイエンス学部の魅力
    「世界初」の研究に
    携われるのがすごい

「高品質な科学論文を 出版した割合の高い大学」 甲南大学は日本3位にランクイン

2018年3月22日に発行された世界的科学誌「Nature」の特別企画冊子「Nature Index 2018 Japan」の中で、「高品質な科学論文を効率的に発表している大学」のランキングが発表されました。
甲南大学は学習院大学、東京大学に続き、日本第3位にランキングされています。
以下、京都大学、青山学院大学、大阪大学・・・と続いています。
Nature Indexでは毎年、国や機関の高品質論文の発表実績ランキングが紹介されていますが、今号では、日本を代表する大規模な大学や研究機関に加えて、本学のような「一部の小規模大学や研究機関が、高品質な科学論文を効率よく発表している」との分析が紹介されています。
甲南大学は8学部、学生数約9千人の「ミディアムサイズの総合大学」ですが、今回のような規模の異なる機関を同一水準で比較したランキングで上位に位置することは、甲南大学の「世界に通じる研究力」を示すものとしてうれしく受け止めています。
今後も、研究力が教育に浸み出すことで質の高い教育を実施し、「人物教育のクオリティ・リーダー」を目指してまいります。

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