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大好きな地元を一度、離れる。地元に貢献するために。

2021年8月19日(木) キャリア新着情報マネジメント創造学部

みなさん、こんにちは! 甲南大学 マネジメント創造学部4回生、赤名 美紀(あかな みき)です。 私は島根県出身で大学進学のときに、甲南大学のある関西へ引っ越してきました。でも、就職先は島根県庁に決まり、2022年4月よりまた島根県に戻る予定。いわゆる、「Uターン就職」をすることにしたんです。

本来、私は地元好き。でもだからこそ、一度、地元から離れて正解だと思いました! これからその理由をお話したいと思います。地元が好きで離れたくない!という人にこそ、参考にしてもらえるとうれしいです。


西宮キャンパス(CUBE)

マネジメント創造学部 4年次 赤名 美紀さん(島根県立横田高校出身)


探していたのは、インプットだけじゃなくアウトプットにも力を入れている学部。

実は私、高校時代から「やりたいこと」が明確だったんです。そのきっかけになったのが、高校時代に参加した「空き家プロジェクト」という空き家問題に関する調査や分析をする取り組み。空き家を活用している方にインタビューしたり、実際に現地調査に行ったりして、分析や発表を精力的に行いました。廃屋同然の建物がリノベーションによってカフェや図書館などに姿を変え、私たちの生活を豊かにすることに魅力を感じたことをきっかけに、「地域活性化」や「地方創生」に興味を持つようになりました。

そんな私に、高校の先生が甲南大学を勧めてくれたんです。なかでもマネジメント創造学部は調べて、びっくり!こんなに私のやりたいことができる学部はないって思いました!地元にも地方創生を学べる大学はあったんですけど、大半が「学問」としてインプットするための学部だと感じました。でも、私は、インプットだけじゃなくて、アウトプットする機会があるところに行きたかったんです。フィールドワークやプロジェクトがあって、実践的に学ぶことができるマネジメント創造学部は、まさにぴったりだと思いました。


西宮キャンパス 5F

 

地元を離れたからこそ知ることができた「都市の地域活性化」

入学後、念願の地方創生プロジェクトに参加。大阪府堺市にある中百舌鳥駅周辺の地域活性化に取り組みました。実践的な形で、実在の駅周辺を活性化させるプロジェクトに関われたのはすごく大きな経験になりました。

一口に「地域活性化」といってもかなり抽象的なので、最初に「活性化」を「地価の上昇」と定義付けるところからはじめました。どうやったら地価が上がるのか、どんな施設の需要があるのかを研究・分析。その結果、「非日常を味わえて、人のコミュニティの核となる施設」が優位だとわかったので、公共の銭湯を整備するという政策を提言することにしました。

中百舌鳥って人の流れはあるのに、なんとなく賑わいが足りない感じなんです。だから、銭湯ができたら、「非日常を味わえて、人のコミュニティの核となる施設」になって、いいんじゃないかなって思って。

このプロジェクトに参加したおかげで、高校時代にやっていた「地方の地域活性化」と「都市の地域活性化」の違いを知ることができたときには、関西に出てきて本当に良かったなぁと実感しました。

あと、自分で成長したなぁと思うのは、物事を論理的に考えられるようになったところ。クリティカルシンキングという授業や、プロジェクトで「数字としてこう出ているからこういうことが言えます」って言い切ることが大事だということを学びました。


CUBEメディアセンター

 

公務員か民間企業か。悩んだからこそ実現できた納得のいく将来設計。

もともと2回生くらいまでは、公務員志向だったんです。でも2回生のときに挫折。それは、大学のインターンシッププログラムで東灘区の区役所に1週間だけお邪魔して、実際に地方創生に関わることや地域のイベントのお手伝いを体験したときのことでした。

すごく有意義な時間で将来に対する期待が高まったんですが、その矢先、「公務員は3年ごとに部署異動することが多い」ということを教わり……。公務員になればやりたいことをやり続けられると思い込んでいた分、落ち込んでしまって。

それで、ちょうどそのころ、履修していたマーケティングに関する講義が、すごく楽しかったこともあり、民間企業も視野に入れてみることにしたんです。ただ、民間企業も、新卒採用だと、営業職を数年経てからマーケティング部門に配属という企業がほとんどだったので、とりあえず、営業職を中心に幅広い業種を見るようにしていました。

でも結局、企業研究で、公務員でも民間企業でも必ずしも自分のやりたいことができるとは限らない、希望する部署にずっと居続けられることって滅多にないっていうことに気づきました。だったら、「1番やりたいことがやりたい」って思ったんです。

それで、また、公務員を志すことにしたんです。たとえ希望とは違う部署に配属になったとしても、公務員なら、そこで得た知見を最終的に私が地域創生に活かせばいいだけの話。全部、自分次第。そう考えられるようになったのも、挫折や紆余曲折があったからだと思います。


 

地元に貢献したいなら、外の世界を知った方がいい。

高校のときから、とにかく地元を出たいという気持ちが強かったんです。ただ、それは、地元が嫌だったわけではなくて、「地元のために外の世界を知りたい」という前向きな思いによるもの。だから、関西で暮らしてみて、さらに地元が好きになりました。これは私だけではなく、同じように大阪に出てきた地元の友人も言っていました。でも、本当のことを言うと、入学してすぐの4月、5月くらいはホームシックになりましたけどね(笑)

もちろん地元にずっと居続けることを否定はしません。あくまでこれは、私が地元を一度、離れて良かったという話。地元しか知らないまま地元の振興に携わると、視野が狭まって、発想の限界が来るんじゃないかと、怖かったんです。

地元に貢献するんだったら地元に残る選択肢に直結しちゃいそうですけど、違う土地の文化や人柄を「体験」によって学ぶことで、異文化出身の私だからこそできるアウトプットが見つかるかもしれないって思いました。


CUBE 1F

大好きな地元を離れて、甲南大学に入学して、本当に良かったと思います。地元に帰るたびに後輩に甲南大学を勧めるんですけど、なんかみんなハードル高そうって、受験してくれないんです。そんなことは全然ないのに。地方の方で、地元を一度離れてみたいと思ったら、甲南大学のことをぜひ、調べてみてください。卒業したら、地元に戻りたい人も、甲南大学ならUターン就職の支援を積極的に行っているので、安心して大学生活を送れると思います。

甲南大学には、私みたいに、アウトプットのスキルを磨きたい人向けのマネジメント創造学部以外に、学問として「経済学」を学びたいって人のための経済学部もあります。選択肢はいっぱい。兎にも角にも百聞は一見にしかずなので、オープンキャンパスに、ぜひ、参加してみてください!

<編集後記>
島根県出身の赤名さん。初志貫徹という言葉がとても似合う、挫折や苦悩すらも糧にしてしまうほどの行動力と意思のある学生さんで、「地元を離れて、地元がもっと好きになった」と仰っていたのが印象的でした。実は、小中高とフィールドホッケーをやっていたそうで、彼女の打たれ強さと辛抱強さ、そして熱意の源が少しだけわかった気がします。思い通りにはいかないかもしれない社会人生活でも、甲南大学で鍛え上げられてきた赤名さんならきっと、すべてを経験値に昇華してくれるでしょう。