大学に入学するとき、学生はそれぞれ専門の学部に所属します。けれど、いざ社会に出れば専門外の知識や能力も必要とされます。
語学や異文化理解力、現代社会や経済を読み解くための基礎知識、多様な教養、自分らしい人生を歩むためには、健康でいるための知識や、キャリアに関する考えなども必要です。
さまざまな専門分野の集まった総合大学という特長を生かしたカリキュラムにより、望むキャリアを力強く歩むための基礎力が養われます。
1年次から「読む」「書く」「話す」をバランス良く学ぶのが甲南の特長で、留学のための英語集中コースもあります。さらに2年次からは、英語運用能力を評価するTOEICテストの対策や世界の時事ニュースを題材にしたグローバル・トピックスなどバラエティに富んだクラスも選択可能。やる気次第で英語力は着実に伸びていきますし、言葉の背景となる文化まで学んでいくことで、これからのグローバル社会には不可欠な異文化理解力も身につきます。
導入共通科目の「共通基礎演習」では、20人ぐらいで講義を受けた後、4~5人のグループに分かれてテーマに沿ったグループワークに取り組むんです。最初のうちはみんな「どうしよう」と悩みがちでしたが、意見を出しあううちにどんどん議論が活発になり、夢中でアイデアをまとめいきました。これが大学での学びなんだなと実感できましたね。また、普段は接点のない他学部の学生たちと交流できたことも刺激になって、すごく楽しかったです。
甲南は体育が必修なんですが、それだけにとても整備された環境でスポーツに取り組めるんです。4泊5日で実施された長野でのスキー実習などは、もともと好きだったスキーをレベルの高い指導者に教わることができてすごくありがたかったですね。もちろんスキーに限らず卓球やゴルフなどさまざまな選択肢も用意されています。また、2年次・3年次でも生涯スポーツという枠で1年次生と一緒に学ぶことができるので幅広い交友関係を築けました。
わたしはすでに簿記2級に合格していたので、次の段階へステップアップするため「上級財務諸表論」を選択しました。公認会計士など実務経験の豊富な先生から学べるので、たんに知識を深めるだけでなく、企業会計についての考え方の幅も広がりました。甲南大学のすごいところは、こんな高度な科目を全学部の学生が選択できるということですね。お金の流れを理解することは職種に関係なく重要なことなので、将来的にすごく有意義だと思います。