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  • 岡山から甲南。そして、甲南で培った「どこでも生きていける力」で、新天地へ。

    岡山から甲南。そして、甲南で培った「どこでも生きていける力」で、新天地へ。

    2021.08.19

    みなさん、こんにちは。2021年3月に甲南大学 経済学部経済学科を卒業した田中 達也(たなか たつや)です。私はいま、建材の設計・製造・施工および販売を行う「YKK AP株式会社」に入社して、製造ラインを学ぶため、香川県で仮住まいをしています。配属先が決まれば、香川県とは別の場所で働く予定です。 今回は、いわゆる「Jターン」をした私の就職活動を通して、地方から甲南大学を目指す高校生とその保護者のみなさんに、参考にしてもらえると幸いです。


    経済学部経済学科 2021年3月卒業 田中 達也さん(岡山県立玉野光南高等学校出身)/写真中央

    経済学部経済学科 2021年3月卒業 田中 達也さん(岡山県立玉野光南高等学校出身)/写真中央

     

    すべてが「ちょうどいい」大学。それが甲南。

    私が地元を出ようと思ったのは、岡山県には「ちょうどいい大学」がなかったから。地元の大学は、すごく偏差値が高いか、スポーツに特化しているかで二極化。中間がないんです。野球しかやってこなかった自分の学力より上を狙うのは難しいし、スポーツ系の大学だと将来の進路が限定的で自分のやりたいことに合わない。 そんなときに、高校の野球部の恩師から勧められたのが甲南大学でした。

    特になりたい職業もなく、高校時代はずっと野球ばかりしていたので、大学でも野球は続けたいという思いがありました。恩師から、野球(硬式野球部)ができて、その上、就職に強い大学があるぞって言われて、すぐに甲南大学に進学することを決めました。


    野球部時代の試合風景

     

    人の暮らしを支える仕事に就きたい。きっかけは西日本豪雨でした。

    今の業種を志したのは、2回生のときに起こった西日本豪雨がきっかけ。 実家の近辺や、友人の家が被災して、どうしたら力になれるかを考えた結果、建材に携わる企業で働くことで多くの人々の暮らしを支えたいと思いました。

    当時は関西にいたので、私自身は被災せずに済みましたが、母の話だと川が氾濫し、車も通れないような状況で、仕事にも行けなかったそうです。身近なところでそういった災害が起きたのは初めてで、かなり衝撃的な出来事でした。

    それまではとにかく「いま」をがんばるっていう思いしかなかったんですが、あの豪雨以来、「将来」のことを考えるようになり、建物やインフラなど人の暮らしを支える仕事がしたいと思うようになりました。


    大学時代の旅行写真

     

    就活、部活、勉強、バイト、一人暮らし。時間管理で乗り切ったハードな日々。

    岡本キャンパスへ通って経済を学びながら、六甲アイランドで部活。アルバイトもしていたので、就職活動中は「何足のワラジ!?」っていう状態でした。さらに一人暮らしなので、もちろん家事も自分で。毎日、結構大変でした。

    だからこそ、優先順位をつけることを意識しました。野球は大事でしたが、プロになるわけじゃない。だからグッと我慢して、まずは、就活にフォーカス。志望する企業のインターンシップのときや面接の前は、大事な野球の練習も休ませてもらいました。


    実際に時間仮に使っていた手帳

    バイトも、週4〜5ほど入れていたものを、週1〜2くらいまで減らしました。
    居酒屋と銭湯の2つを掛け持ちしていたんですが、居酒屋では賄いで食費を、銭湯ではスタッフは「温泉入り放題」だったので、光熱費を節約。温泉は、部活の疲れを癒やせるし、節約にもなるしで、助かりました。

    奨学金制度の活用とバイトで生活費をやりくりしていましたが、学費だけは親に負担してもらっていたので、本当に感謝してもしきれません。

    それに、地元での就職を選択しなかったことに対しても、「自分が成長できる環境で就職したほうがいい」、「社会人になってからの方が人生は長いから悔いのない就職活動を」と、私の意思を尊重してくれました。


    甲南大学でよかった。新天地でも、一人じゃない。

    ほかの大学に比べて甲南大生って、学部内外を問わず友だちの数がすごく多いんです。ちょうどいいサイズの大学ならではで、しょっちゅう見かけるから友だちになりやすい。それに、少人数制の授業で会話する機会も多く、すぐに仲良くなれるんです。


    卒業式の写真

    だから、ここ香川にも甲南大学の友だちがいます。 新天地での最初のころって、正直、しんどい。そんなとき、一緒にジムでリフレッシュできる友だちが、近くにいてくれて、本当に心強いです。


    大学時代の旅行写真

     

    時代を越えて、つながる甲南大生。大学の歴史が、新社会人生活を支えてくれる。

    そして、驚くことに、今の勤務先で一緒に働いている大先輩が、40年ほど前に卒業された甲南大学OBだったんです。

    甲南大学の長い歴史を感じざるを得ません。YKK AP株式会社には、結構、甲南の先輩方が勤めているとは、聞いていましたが、まさか自分が生まれる前に甲南大生だった大先輩までいるなんて!


    野球部時代の試合風景

    品質にこだわり続けるYKK AP株式会社という会社なら、自信を持って、嘘をつかずに営業できる。そして、負けず嫌いな人や真面目な人を求めていると言われ、自分はどちらにも当てはまるので、この会社しかないって思って就職しました。新天地で、つらいことや大変なこともあるけれど、甲南大学で得た人とのつながりと、野球部で鍛え上げた鉄の精神力を生かして、将来、仕事で昇りつめて行きたいと思います。

    <編集後記>
    岡山出身の新社会人、田中達也さん。野球部で身につけた、礼儀正しさと、元気、それに持ち前の明るさで、面接には自信があったそうで、大学の面接サポートは受けなかったとか。その代わり、苦手なエントリーシートづくりは、毎日のようにキャリアセンターへ行って添削してもらっていたそうです。
    自分の弱点をしっかり把握して、必要なサポートはためらわずに受ける。それも、野球で身につけた処世術なのかもしれませんね。長所を生かして人望のある人になって、新天地で大活躍しそうな予感のする人でした。



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