みなさん、こんにちは。甲南大学マネジメント創造学部4回生の南 雄馬(みなみ ゆうま)です。今回は、私がどうやって、マネジメント創造学部で将来の目標を見つけたかをお話ししたいと思います。もうすぐ、進路を決めなくちゃ、でもまだ、将来の目標が決められないという高校生のみなさんに、参考にしてもらえたらうれしいです。
![マネジメント創造学部 4年次 南 雄馬さん](https://ch.konan-u.ac.jp/archives/002/202107/3862c271e42ad9ae3928c2d9e8c10582b01c5da38f29ddd99de5091e0ed49f52.jpg)
マネジメント創造学部 4年次 南 雄馬さん(兵庫県立川西緑台高等学校出身)
野球一筋の高校時代。気づけば受験シーズンがはじまっていました。
高校生のときは野球一筋。部活を引退して時間ができて、ようやく受験のことを考えはじめたのが3年生の秋。かなり、遅めのスタートでした。しかも、将来といえば、なんとなく会社員になって働くんだろうなぁということぐらいで、なんのビジョンもありませんでした。そんなときに、高校の先生の勧めもあって、甲南大学西宮キャンパス(愛称:CUBE)で開催されているオープンキャンパスに参加することにしたんです。
![西宮キャンパス1階エントランス](https://ch.konan-u.ac.jp/archives/002/202107/f92c0a4a188d5bded5bb44cc5d936a57e36d2ddced7cd4a0b8fdb390599d8fa1.jpg)
オープンキャンパスでは、マネジメント創造学部の授業でよく行われているグループディスカションを体験。ほかにも、先輩方のお話を通して、PCスキルや英語など社会で役立つことを、いろいろ学べると知りました。何より、先輩のプレゼンテーションが格好良くて、いつかあんな風に話せるようになりたいと思い、受験することを決めました。
「米づくり」プロジェクトで気づいた自分にとってのしあわせ。
入学後、将来の目標を見つけるきっかけのひとつになったのが、マネジメント創造学部の特長でもあるプロジェクト型学習。私が参加したのは、農業フィールドワークという、米づくりから販売までを手がけるプロジェクトでした。
![](https://ch.konan-u.ac.jp/archives/002/202107/ae722ab6a2863b7ceb90b3eacb5087910a50aa832c5acee58a8d902654253ff0.jpg)
本当に、田植えから稲刈りまでやりました。農機がなくて、すべて手作業で。しかも、つくるだけじゃなくて、収穫したお米をどうやって販売するかまで、自分たちで考えて実施したんです。すごく大変でした。でも、そのおかげで、お米を食べられるありがたみを感じるようになりました。だから、販売するときに、米づくりの大変さを記事にして写真を見せて、宣伝することにしたんです。
CUBE 5階のカフェテリアで販売したんですが、おかげさまで売れ行きは好調でした。
![農業フィールドワーク](https://ch.konan-u.ac.jp/archives/002/202107/9157041a7baf402ff2f0333cc307cf5d8c2eb828b026a59a213688d537b72f10.jpg)
その農作業中に気づいたんです。みんなが重労働でへこたれそうなときに、野球で培った体力と持ち前の明るさで、自発的に声を出してみんなを元気づけることができると、それが楽しいんだって。だから、将来はつらいときでも活気のある職場で働きたいと思うようになりました。
なりたい人物像が具体的になったカンボジアでのボランティア
そのあと、具体的な将来設計の弾みになったのが、3回生の春休みに行ったカンボジアでの学校建設ボランティア。物理的に学校を建てるお手伝いはできても、カンボジアの子どもたちの将来に自由や豊かさを与えられるわけじゃないことを痛感。農業フィールドワークのときとは違って、カンボジアの子どもたちを元気づけてあげられないどころか、逆に、カンボジアの子どもたちの純粋無垢な夢に向かう姿に、励まされて帰ってきました。でも、そのことがきっかけで、「人を元気にする、良い影響を与えられる人」というなりたい人物像が具体的に見えはじめました。
![カンボジアでの学校建設ボランティア](https://ch.konan-u.ac.jp/archives/002/202107/48eefcdb41b4bb73ecd10ba4670fc64de2a8234d1e50179aabf731cbc06d6bf0.jpg)
卒業後はもともと大好きな「家」を起点に人の人生を自由で豊かにする仕事に。
あとほかに、スポーツ用品メーカーのミズノさんとのアプリ開発プロジェクトにも参加しました。企画やマーケティング調査などを学生リーダーとして担当。そのとき、社会人の方の仕事の早さに、びっくり。自分たち大学生の「ぬるさ」に気づかされました。
![CUBE6階の作業スペース](https://ch.konan-u.ac.jp/archives/002/202107/45bf00b6a75e08789a7ebc2b470142e9448ba6bdb7b87d67f3c82194a88bfd8c.jpg)
これまでに参加したプロジェクト型学習では、それぞれに何かしら学ぶことがありました。なりたい人物像がわかったり、自分のしあわせを見つけたり、自分のあまさに気づいたり。
プロジェクト型学習を重ねるごとに、いろんな要素が自分の中で混ざり合い、かけ合わされて、最終的に決めた就職先は「不動産投資会社」。もともと「家」にまつわることが大好きだったことと、不動産という資産を支える仕事を通して、お客さまの人生がより自由で豊かになるようにお手伝いすることが、なりたい人物像に近づける道だと思って決めました。
![CUBE 5階 カフェテリア](https://ch.konan-u.ac.jp/archives/002/202107/4d0d30d8812093aadb41c21fc84b2598ec426c0dd77b0f8b7d2a71bc7ffe4d84.jpg)
甲南大学のマネジメント創造学部では、将来の目標が見つかっただけじゃなく、それをかなえるためのビジネススキルやメンタルの強さも手に入れました。
もし、まだ、将来の目標が決まっていなくて、どの学部を受験しようかと迷っているなら、英語やビジネススキルが身について、いろんな経験を通して将来を模索できる甲南大学マネジメント創造学部のことをぜひ、検討してみてください。
![CUBE 正面玄関](https://ch.konan-u.ac.jp/archives/002/202107/5db28a9b127dd5f0b378c4bade343fd719291a603ac558cc8d06a6af001a7037.jpg)
<編集後記>
今回、ご登場いただいたマネジメント創造学部の南さんは、ほがらかでやさしい印象。そのやさしさゆえに、ご両親に気を遣って、ご両親が望んでいると勝手に思い込んでいた自分になろうと、もがいていた時期もあったそう。でも、就職活動をきっかけに話し合ってみたら、「南さんのしあわせが、ご両親にとってのしあわせ」だとわかって、それからは、なりたい自分を追いかけられるようになれたんだと照れくさそうに話していました。
みなさんも受験をきっかけに、ぜひ、ご両親といろいろ、お話ししてみてくださいね。