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経営学部の会計実務教育の成果1:日商簿記検定の合格状況
2025年3月27日(木) 経営学部新着情報 お知らせの一覧 今まで何度か甲南chでも報告しているように(☜経営学部の初年次教育:簿記入門,☜経営学部で簿記・会計知識を習得しよう!),経営学部では,大原簿記学校神戸校と提携し,会計実務教育に力を入れています。特に,そのような勉強を進めるための駆動力として日商簿記検定の取得を奨励しており,その成果は着実に上がっています。2025年春に卒業予定の2021年入学生に注目して,その概要や成果を報告いたします。
1年生の前期には,全学生を対象として簿記入門を開講しており,その後に勉強する経営学全体の基礎固めを行うのみならず,簿記3級の受験を奨励しています。それ以上のより専門的な会計実務教育に挑戦する学生は,2年生進級時にAP(アカウンティング・プラクティス)コースに入り,2年生での簿記2級の取得を目指します。
下のグラフは,2021年入学生全体を対象として,日商簿記2級,3級を取得して卒業する学生の比率を示したものです。全学生の6割以上(61%)が簿記3級を,また,3分の1以上(35%)が簿記2級を取得して卒業を迎えることになりました。
このような成果は一朝一夕に生じたわけではなく,講義方法やカリキュラムの改善といった試行錯誤の結果でもあります(☜APコース:日商簿記検定2級合格者数の躍進)。また,2021年入学生は,コロナ禍の直撃を受け,講義のオンライン化等,充実した大学生活を送りにくい時期の多かった学年です。このような結果は,その中でそれぞれが工夫して頑張った成果とも考えられ,学生諸君の努力には大いに拍手です。
(経営学部教授 馬場大治)

〔全学生の日商簿記2,3級の取得状況(2021年春入学生(2025年春卒業生))〕