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    インドネシアと私と猫 ーフィールドワークに参加して Part1ー

    2024年5月23日(木) マネジメント創造学部新着情報 お知らせの一覧

    インドネシアフィールドワークは政治・経済・文化・歴史について事前講義を受けたうえで、バンドゥンを拠点にインドネシア教育大学や、企業、高校など周辺施設を訪問するプログラムです。
    今回はインドネシアの文化や歴史に触れてきた、3年生の緒方陽大さんにお話を伺いました。

    Q.今回のフィールドワークを受講したきっかけは?



    以前から学生のうちに一度は海外に出てみたいという気持ちがあったためです。というのも私はこれまで海外へ行った経験がなく、唯一のチャンスであった高校のオーストラリア修学旅行も新型コロナの蔓延によって中止になってしまいました。
    しかし、海外に行くにはお金と莫大な時間が必要になると思っていたのでなかなか踏み出せずにいましたが、フィールドワークは留学などと比べると大きな費用がかからないことが分かり、また1~2週間の短期で海外を経験できるということや友人からの誘いも後押しとなって受講を決意しました。実はこの機会を逃せば私は今後、海外渡航の経験をしないまま社会に出ることになってしまうかもしれないという焦りもありました。




    Q. 事前の授業で学んだ事と実際に学外で経験した事を教えてください。



     事前授業のなかで特に印象的だったのは、インドネシアの宗教に関することです。現地でやってはいけないこと、言ってはいけないことなどのタブーについて、最大限の注意を払うように何度も指導がありました。
     多くの日本人は自らの信じる宗教を強く意識することが少ないと思うのですが、このように宗教観が曖昧な民族は世界中を見渡しても日本以外にはなく、これは本当に珍しいことだそうです。多くの国民がイスラム教を信仰しているインドネシアでは、お酒や豚を口にしてはならない・女性は肌を見せてはならないといった戒律がありますが、現地では外国人である私たちもそれらを守らなければならないのです。また先生からは「自分の信じる宗教が曖昧な場合は”仏教”と答えるように」との助言もありました。「無宗教」と言ってしまうと、インドネシアの方々には大きな不信感を持たれ、また宗教への強い勧誘を受けることもあるようです。
     実際にインドネシアの現地へ行ってみて、実は私が最も印象に残っているのはあちこちで見かけたたくさんのネコたちなんです。バンドゥンの道端、飲食店内、訪問したインドネシア教育大学(UPI)のキャンパス内など、どこにも人懐っこくて人間との共存に慣れているネコたちがいました。私はネコが大好きなので、ネコの写真ばかり山のように撮ってきて友人からも笑われました。調べてみると、イスラム教ではネコは『真のペット』として非常に敬愛される存在だそうです。インドネシアはネコにとってとても過ごしやすい国なのでしょうね。ネコ好きの私はめちゃくちゃ眼福でした。かわいかったです。




    Q.これからフィールドワークを受けようと検討している下級生に一言お願いします。 

          



     私は今回のフィールドワークで、異国の文化を実際に体感することはもちろん、あらためて日本の良さを知ることもできる良い機会になったと考えています。お金や時間をあまりかけられないけれど、でも少しでも海外に行ってみたいという気持ちがある方には、このフィールドワークを強くお勧めします!
    言語の壁、未知の場所、現地の環境など、不安要素はたくさんあるとは思いますが、ここでの経験は間違いなく自分を成長させてくれますから!     

    (聞き手:西宮キャンパス事務室)


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