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    会計実務教育の成果2:AP(アカウンティング・プラクティス)コース

    2025年5月01日(木) 経営学部新着情報 お知らせの一覧

     経営学部では通常のアカデミックな経営学・会計学・商学の研究・学習のみならず,会計実務教育にも力を入れています。1年生では経営学全般を学んでいくための必須の知識として,日商簿記検定3級程度会計実務を全学生が勉強し,2年生以降は希望した学生はAP(アカウンティング・プラクティス)コースに所属してさらなる勉強を続けていくことになります。(☜会計実務教育の成果1
     APコース学生は,通常は2年生でコースに所属し,日商簿記2級取得のための勉強を始めます。2021年入学生(2025年春卒業生)に関して,その簿記2級の取得状況は下図のように要約されます。




     APコース学生158名中,実に約8割近い(78.5%)学生が日商簿記2級を取得して卒業しています。APコースが本格的に始まるのは2年生ですので,圧倒的多数のAPコース学生が2年生の間にこれを取得していますが,注目すべきは,APコースが始まる以前の1年生の間に,30名の学生が簿記2級に合格していることです。これは大学のカリキュラムとは別に彼らが自主的に努力した結果であり,学部として学生が簿記の勉強をすることを奨励し,鼓舞してきた効果が表れていると考えられます。
     簿記2級を取得していることは,ある程度の会計実務がこなせることの,そしてそのための努力を在学中に行ったことの証明ともなり,就職活動において少なからぬ効果があるといわれています。さらに,この資格はさらなる会計資格のスタートラインとしての意味もあります。APコースには,簿記1級試験,公認会計士試験,税理士試験等の試験勉強の基礎となる講座が用意されています。実際,この種の資格試験で成果を上げている学生もおり,2025年春に卒業の学生には公認会計士の論文式試験に合格した2名を筆頭に(☜経営学部3年生2名が公認会計士に合格!),卒業時には以下の成果が上がっています。また,10名程度の学生が卒業後もこれらの資格取得の挑戦を継続するとしています。



    (経営学部教授 馬場大治)