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    社会学科のゼミ活動―田野ゼミの紹介―

    2016年1月20日(水) 文学部新着情報
     社会学科についての前回の記事「研究室訪問でベストなゼミ選びをしよう! 2015年12月7日」では、ゼミ訪問の紹介をしました。では、ゼミでは実際にどのような活動をしているのでしょうか? 社会学科の田野大輔教授にインタビューしてみました。
     
     田野先生のご専門は歴史社会学・ドイツ現代史で、研究テーマは主にナチス期のドイツにおけるマス・コミュニケーションの問題です。ヒトラーが多くの人びとに支持されたのはなぜか、メディアはこれにどう寄与したのかを明らかにするため、 ナチスの宣伝やこの時代の文化のあり方について研究をつづけています。
     
     「田野ゼミではどんなことが学べるのでしょうか。また、どんな活動をしているのか教えてください。」 
     
     田野ゼミのテーマは「歴史のなかの社会と文化」です。20 世紀以降の歴史のなかで、 人びとは何を考え、どう生きてきたのかを、新聞・雑誌などの資料の分析を通じて明らかにしています。
     
     2年生のゼミでは、戦時下の日本のグラフ誌を資料にして、当時の人びとの生活のあり方を解明するグループ調査を行っていますが、これによって、基本的な資料調査の手法と論文・レポート執筆の方法が習得できるだけでなく、調査結果をパンフレットにまとめる作業を通じて、DTP(デスクトップ・パブリッシング)の技術も身につけられます。
     
     3年生以降のゼミになると、ゼミ生それぞれの問題関心にしたがって自由にテーマを設定し、関連する資料や文献を調べながら研究を進めていきますが、田野ゼミの特色といえるのは、タカラヅカやBL、聖地巡礼や廃墟萌えなど、オタク的・腐女子的な内容が多いことでしょうか。個性的なゼミ生が多いせいか、課外活動も盛んです。餃子パーティーが恒例行事になっており、餃子修行のための台湾旅行を毎年実施しているほか、昨年の学園祭では餃子の模擬店も出しました。 

     
     どうでしょう? 他にもいろいろな専門の先生がいます。社会学科の教員がどんなことをしているのか興味がある人は、こちらで確認してください! また甲南Ch.の学科紹介も御覧ください。
    (文責:文学部社会学科 松川恭子)