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    使える・話せる外国語教育を徹底する

    2015年12月17日(木) 共通教育新着情報
     1991年、大学に求められる基準が変わりました(大学設置基準の大綱化と言います)。それ以来、大学の4年間で1つの言語を習得すれば卒業要件を満たすというカリキュラム編成になっている大学は多くなりました。しかし甲南大学では「英語+1(ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語の中から一言語を選ぶ)」の習得を義務化し、甲南大学の外国語教育の特色となりました。
    外国語授業に対する学生の満足度調査(大学ランキング2010・2011「週刊朝日」進学MOOK)では、全国10位にランキングされました。関西の大学で唯一のランクインで、名実とも「関西No.1」になったと自負しています。
     「世界に通用する紳士・淑女たれ」という創設者平生釟三郎の教育理念をもとに、外国語教育の目的、目標を明確化にして、教育内容、教授法の見直し、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能をバランスよく育成することに力を注いでいます。
     
     例えば中国語では、教育目標、ガイドラインに沿って、共通の教科書を作成して、シラバスを共通化し、同一レベルのクラスでは同一の進度で教えています。さらに1999年からはホームページで教科書を公開し(→こちら)、受講生にいつでもどこでも勉強できる環境を提供しています。
     「学習者中心、双方向でコミュニカティブな教授法」による、使える・話せる中国語教育を徹底しています。中国語担当教員の教育意欲は高く、専任教員と非常勤講師が一丸となって強力な人的外国語学習支援ネットワークを築き上げています。学習環境は抜群です。
     また甲南大学には長期休暇中に海外で語学を学ぶ「海外語学講座」があります。その1つとして中国語を学ぶ講座は、夏休みの8月初旬から約1ヶ月間、北京市にある北京郵電大学で実施しています。
     
      *甲南大学が提携している北京郵電大学
     
     英語と中国語と日本語、3つの言語が話せる人、いわゆる“trilingual”ではなく、“tricultural”つまり「言語だけではなく、3つの文化を理解できる人」を育成しています。そのため本学には4年間中国語を勉強し続け、卒業後、中国経済や中国歴史関係の大学教員になった人や中国で仕事をしている人が多くいます。
     みなさんも甲南大学で使える・話せる外国語を身につけませんか。
    (文責・国際言語文化センター 胡 金定〈中国語担当〉) →ウェブサイト