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    教員の研究紹介!機能性有機材料の物質開発と測定:デバイスに繋がる基礎・応用研究に取り組む(理工学部機能分子化学科 角屋智史 助教)

    2025年9月02日(火) 研究新着情報 理工学部お知らせの一覧

    甲南大学の教員の研究活動をご紹介します!
    研究の魅力や面白さはもちろん、趣味やプライベートについてまとめていますので、ぜひご覧ください!

    今回は、機能物性化学の専門家で、デバイスに繋がる基礎・応用研究をしている角屋智史助教にお話を伺いました。



    About Me (KADOYA Tomofumi)
    一般的に高校化学では有機化合物(分子結晶)は、その性質として電気を流さない絶縁体であると習います。私はその特殊な例である「電気が流れる有機物」をキーワードに、機能性有機材料の研究を行っています。この分野は別名で、有機エレクトロニクスともいいます。有名な研究例では、2000年に白川先生らが受賞したノーベル化学賞の「導電性高分子の発見」などが挙げられます。この導電性有機物の研究の基礎となった原理も1954年に日本人の赤松先生という方が発見されており、基礎から応用の分野にわたって日本における伝統的な研究分野の一つでもあります。

    KONAN’s Value
    本学の理工学部は少人数教育を実践している関西で有数の理工学部です。この少人数制の素晴らしいところは、学生それぞれにきめ細かい適切な教育を提供できる点です。私は機能分子化学科に所属している教員ですが、大学入学当初は、全く化学に興味がなく、将来はテレビ局に就職したいと言い出す変わった学生でした。しかし、本学のような少人数教育の下で学び、尊敬できる先生に出会いコミュニケーションをとる過程で化学の面白さに気づけたという経緯があります。化学はとても範囲が広く、あなたの好きな分野がきっと見つかると思います。恵まれた立地のもと、自分の好きなことを自分の得意なことにまで昇華するという本学が理念と掲げる人物教育と、最先端の研究活動を学生とともに行う専門教育の二つを同時に展開することで、学生さんの力強い成長を促し、社会で活躍する人材を輩出する大学であることが本学の存在価値と考えています。

    気になる続きは「研究者紹介」にアクセスのうえ、ぜひご覧ください!
    (フロンティア研究推進機構事務室)