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    教員の研究紹介!寒さや暑さに慣れる仕組みを線虫を使い調べています(理工学部 久原篤 教授)

    2025年1月20日(月) 研究新着情報 理工学部お知らせの一覧

    甲南大学の教員の研究活動をご紹介します!
    研究の魅力や面白さはもちろん、趣味やプライベートについてまとめていますので、ぜひご覧ください!

    今回は、分子遺伝学、光遺伝学、温度生物学、動物生理学、神経行動学の専門家で、線虫を使用して環境に対する耐性や適応を研究している久原篤教授にお話をうかがいました。



    私たちの周りには様々な環境の情報があふれていまして、それらの環境情報は、例えば、光や匂いや空気や温度などで構成されています。 そのなかでも、温度は地球上に必ず存在し、生体の化学反応にも直接影響を与える重要な環境情報ですので、生物の温度に対する応答や適応は生命の維持と繁栄にとってとても重要です。

    久原研究室では、動物がどのように温度を感じて記憶して、環境に対する耐性や馴化、そして適応や進化をおこなっているかをシンプルな実験動物である線虫を使い研究しています。

    これらの研究から、ヒトを含む動物が脳神経系においてどのように感覚や記憶が制御されているのかや、体が温度になれるための体内組織の仕組みや、どのようにして環境に適応や進化してきたかなどの重要な仕組みが明らかになります。実用面では、私たちの実験系は、ヒトの生体調節に関わる新しい薬の開発にも関わっています。また、神経活動を解析する光学装置を企業と共同で開発しています。

    KONAN’s Value
    理工学部生物学科の学部生や大学院生に対して、脳神経系や体の温度適応(恒常性)などの講義や実習をおこなっています。研究室では、学生と研究員と共に最先端の研究を進めています。
    授業では自作のイラストを使って、分かりやすく説明しています。



    気になる続きは「研究者紹介」にアクセスのうえ、ぜひご覧ください!
                                   (フロンティア研究推進機構事務室)