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    教員の研究紹介!高分子を基盤とした材料創成学および成形加工学について研究(理工学部 渡邉順司 教授)

    2024年9月25日(水) 研究新着情報 理工学部お知らせの一覧

    甲南大学の教員の研究活動をご紹介します!
    研究の魅力や面白さはもちろん、趣味やプライベートについてまとめていますので、ぜひご覧ください!

    今回は、材料化学の専門家で、高分子材料について研究している渡邉順司教授にお話をうかがいました。



    About Me ( WATANABE Junji )
    学部四年生の時に配属された研究室では、先輩と過ごす毎日が楽しく、そのまま大学院修士課程に進学しました。修了後は民間企業で実用化を見据えた研究開発職に就きたいと考えていました。ところが、入社式の日に受け取った辞令は工場の染工課、わずか二週間の研修を経て、工場のオペレータとして綿製品の漂白作業を担当する交代勤務の日々が始まりました。研究開発職への異動を人事部に交渉しましたが受け入れてもらえず、退社して大学院博士後期課程に入学する道を選びました。

    学位取得後は大学教員として教育・研究に従事する道を選びました。大学の研究室には毎年多くの卒研生と大学院生が入ってきます。学生さんが研究テーマを進めるにあたり、研究の基礎的な科学の部分と応用的な工学の部分をバランス良く習得できるよう工夫しています。私自身ができる研究には限りがありますが、研究能力を身に付けた人材を輩出できれば、将来にわたってより多くの研究が進展して暮らしが充実します。一人でも多くの学生に研究開発の心得を教授したいと思っており、大学教員はとても魅力的な職業です。

    Research
    Fundamental Strategy for Materials Design
    私たちの身近にある材料のうち、高分子材料に焦点を当てて研究しています。成形加工性に優れ、軽量である高分子材料は、金属やセラミックスの代替材料としても有望であり、あらゆる場所で使われています。一方で、マイクロプラスチック問題がクローズアップしており、環境負荷の低減に向けた使用量の削減を含め、適切なリサイクルと廃棄プロセスをさらに整えていく必要があります。

    KONAN’s Value
    誠実な人材を育成して世の中に輩出することが本学の教育であり、本学の複合施設であるiCommonsにも「正志く 強く 朗らかに(正しく 強く 朗らかに)」というフレーズが掲げられ、教職員の想いがその言葉に凝縮されています。教職員は多様な教育コンテンツやクラブ・サークル活動を通して成長していく学生を近い距離から見守っています。

    気になる続きは「研究者紹介」にアクセスのうえ、ぜひご覧ください!

    (フロンティア研究推進機構事務室)