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    教員の研究紹介!人間の振る舞いからシステムとのスムーズな連携を行うインタフェースをデザインする(知能情報学部 山中仁寛教授)

    2024年6月24日(月) 研究新着情報 知能情報学部お知らせの一覧

    甲南大学の教員の研究活動をご紹介します!
    研究の魅力や面白さはもちろん、趣味やプライベートについてまとめていますので、ぜひご覧ください!

    今回は、人間と機械が情報をやり取りするための手段や、装置ソフトウェアなどの総称である【ヒューマンインタフェース】の専門家で、作業や仕事によって受ける精神的な負荷や負担【メンタルワークロード】を研究している山中仁寛教授にお話をうかがいました。



    専門分野はヒューマンインタフェースの研究で、人と機械/システムの関わりをデザインする研究を行っています。企業との共同開発なども行っており、日々実験を繰り返しながら人間と機械、さらには社会にとって最もよい関わり方を探っています。

    Research
    自動車メーカーとの共同研究では、様々なセンサから得た情報によりドライバーの状態を推定して人と自動運転技術との安全でスムーズな切替方法を探求しています。
    例えば、車の制御権が車から人に移るタイミングで人が寝ていたら危険ですし、運転に注意が向いていない状態で制御権を渡されると、注意散漫な状態で運転を開始することになるので事故の原因にもなります。
    そのため、安全かつスムーズな自動運転を実現するためにはリアルタイムでモニタリングすることで人の状態を常に把握し、判断することが必要になってきます。

    人がものを見る場合、余裕があるときは広い範囲(視野が広い)に注意を向けていますが、余裕がないと狭い範囲(視野が狭い)にしか注意を向けていません。
    この考え方を応用すると、視線の動きと頭の動きから視野の広さを推測することができ、実際の車の運転を行う場合に照らし合わせて運転者の状態を判断することができます。
    ヤマハ発動機のLMWの実験に参加した際には、「前輪が2つあるから余裕がある=視野が広い状態ではないか?」という仮設を立て、実験を行い実際のデータを得るテストを実車両を使用して行い、仮説は正しかったということも実証済みです。


    LMWの運転は疲れにくい!?Fact 2『何故なら視野が広いから』


    KONAN’s Value
    私の研究室で行っている研究は応用分野であり、実用化が近いものが多いので、研究の成果が実務に応用できるのはやりがいを感じます。学生のみなさんにとっては、研究が実用化される場面に立ち会えるケースはあまりないと思うので、貴重な経験をすることができると思っています

    Private
    今ハマっているのは、リフォームとDIYです。
    自宅に小さな離れがあるのですが、その離れをリフォームして自分の部屋にしようとしてYouTubeの動画などを参考に試行錯誤してやっています。時間を忘れるほど楽しんでいます。



    気になる続きは「研究者紹介」にアクセスのうえ、ぜひご覧ください!

    (フロンティア研究推進機構事務室)