新着情報
教員の研究紹介!スポーツ医・科学の力で人類をもっと幸せに。(全学共通教育センター 曽我部晋哉教授)
2024年5月25日(土) 研究新着情報 共通教育お知らせの一覧甲南大学の教員の研究活動をご紹介します!
研究の魅力や面白さはもちろん、趣味やプライベートについてまとめていますので、ぜひご覧ください!
今回は、スポーツ医・科学の専門家で、子どもから高齢者、スポーツ愛好者からトップアスリートまで幅広くサポートし、国際的にも活躍している曽我部晋哉教授にお話をうかがいました。
スポーツ医・科学/スポーツ安全対策/国際スポーツ政策などを研究する専門家です。
トレーニング指導の専門資格であるJATI認定特別上級トレーニング指導者や、スポーツ現場におけるケガの予防・リハビリテーションを行うJSPO公認アスレティック・トレーナーなどの資格を持っています。スポーツは、競技力向上、発育発達、健康増進など様々な目的で実施されますが、その上で最も大切なことは安全です。スポーツを通じて、ケガなくその恩恵を受けられるよう医・科学の観点から研究し、幅広い世代の人々に伝えています。
トップアスリートに対しては、全日本柔道連盟(以下、全柔連)で様々な活動をしています。北京オリンピックやロンドンオリンピックでは全日本柔道女子チームのトレーニングを担当し、代表選手たちが一つでも多く金メダルを獲得できるよう科学的にサポートしました。
また、アスリートだけではなく、一般の人々の健康増進のための研究も行っています。中でも日本人に多い膝のO脚(なんと全体の40%以上!)のメカニズムについて調べています。このO脚は、将来、膝の骨が削れてしまう(変形性膝関節症と言います)原因となるので、「どうすれば膝に負担がかからないように歩けるのか?」などを研究し、安全な歩行方法などを提案しています。最近では、重大な事故やケガにつながりかねない「転倒」の予防法を研究し、日本のみならず世界にも広める活動をしています。
KONAN’s Value
甲南大学では、それぞれの学部で専門の学問を学びながら、最新の「スポーツ医・科学」を学ぶことが出来る「スポーツ健康副専攻」が設置されていることが特徴です。この副専攻を修めると卒業時に副専攻修了証が授与されます。そのため、卒業後の進路としてスポーツ健康科学の専門家としての夢も膨らみます。また、1年次には「基礎体育学演習」が必修となっています。これは、理論と実技を学びながら、自分の健康をマネジメントできる能力を身に付け、生涯、健康で豊かな人生を送ってほしいという本学の願いが込められています。
Private
自然の中に身を置いて、空気や風景の移り変わり、植物の色など、ありのままの自然を感じることが大好きです。キャンプやスノーボードを通して、大自然の中に飛び込むことが出来、人間は大きな生態系の中の一部であることを感じます。そのことで、普段あまり意識を向けることがない健康や命の大切さを肌で感じることが出来ます。海外へ赴いた際は、現地のアウトドアショップを訪れ、現地の人との会話を楽しみながらその土地ならではのグッズを購入するのが大好きです。
気になる続きは「研究者紹介」にアクセスのうえ、ぜひご覧ください!
(フロンティア研究推進機構事務室)