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<OBOGインタビュー> 2006年卒業 前澤力さん 三菱商事株式会社
2020年4月27日(月) キャリア新着情報三菱商事株式会社の食品産業グループで、たとえば日本ケンタッキーフライドチキンやLawsonなど、さまざまな企業と原材料輸入や生産・加工、さらには店舗運営など多くの事業を手掛けています。この仕事を選んだきっかけは、大学入学直前にエジプト旅行をしたときでした。初めての海外旅行で、将来は世界で活躍する商社マンになりたいと漠然と感じたんです。
そして甲南大学でのキャンパス生活がはじまると、自分でできることが増え、世界が一気に広がった気がしました。自分の足で自分の人生を歩きはじめた。そんな感じです。自由な発想で考えること、無限の可能性を信じること、チャレンジを恐れないこと。気づけばアルバイトでお金を貯め、夏休みと春休みにはかならず1ヶ月ほどの海外一人旅をするようになりました。卒業までに15カ国を一人で訪れた経験は、いまも大きな財産です。
また、甲南大学の魅力といえば、やはり「人の魅力」です。授業や部活・サークル、就活などでともに成長しあった人間関係はいまでも強固です。卒業して東京で働きだしてからでも「甲南」というキーワードでつながることが多く、いまも貴重なネットワークになっています。
就職活動支援サークルを立ち上げたことです。甲南OBFという名前で15年がたった今でも続く活動となっています。きっかけは、当時キャリアセンター主催の東京訪問の際に知り合ったメンバーと一晩中、夢や悩みを語り合ったことで絆が生まれ、後輩たちにも繋げていきたいという想いから自身が初代会長としてサークルを立ち上げました。社会人になった今でも繋がっており、お互いに刺激し合える関係が広がっています。
経営学部でシュレスタ先生の経営戦略を学んだことが印象に残っています。当時はまだ一般的ではなかったイノベーションというキーワードから企業の戦略を熱く語って頂きました。題材には、ドラッカーの戦略を漫画にしたものやGEのジャックウェルチ元社長のビデオインタビューを用いる等、内容は奥深いのに分かり易いアプローチで今でも記憶に残っています。
実は、高校時代は普通科にいたものの就職コースを選んでいたため、大学受験は考えておらず、簿記やコンピューター資格の勉強を中心にしていました。しかし、大学の4年間で人生の幅や就職先の選択肢を増やしたいと考え直し、受験の道を選びました。甲南は第1志望の受験校でした。特に高3の夏から半年間は、時間があれば先生を捕まえて、質問攻めにしては、1日10時間くらいは勉強していたと思います。周囲からは、就職コースからの合格は難しいと言われていましたが、結果、無事合格でき、このときの経験が自分の自信にも繋がりました。