新着情報
夏期オープンキャンパス 実験体験講座のご案内
2017年6月30日(金) フロンティアサイエンス学部新着情報
甲南大学の夏期オープンキャンパスは7月16日(日)と8月6日(日)に開催!
ポートアイランドキャンパスでも、フロンティアサイエンス学部(FIRST)の魅力を知っていただこうと、いろいろなイベントを用意しています。
さて、その中でも、「FIRSTでの学びを体感したい!」という方にぴったりなのが、実験体験講座です。
実験体験講座は「生物テーマ」と「化学テーマ」を用意。どちらも2回開講(午前・午後)ですので、例えば午前は「生物テーマ」、午後は「化学テーマ」と、両方を体験していただくことも可能です。
1.生物テーマ「遺伝子やタンパク質の分析技術『ゲル電気泳動実験』を体験!」
遺伝子やタンパク質をその大きさによって分離する技術であるゲル電気泳動は、バイオテクノロジーには欠かせません。FIRSTでは1年生の学生実験(遺伝子組み換えのテーマ)で、ゲル電気泳動を習得します。
ご参考までに実際の学生実験の様子をご覧ください。
([左]タンパク質の混合試料を上から加えます。[右]下部にある電極がタンパク質を引きつけて上から下に移動させますが、その際、大きなタンパク質ほどゲルの網目構造に引っかかって移動が遅く、逆に、小さなタンパク質は網目構造のあいだをすいすいと通り抜けることができるため、速く移動します。このようにして、タンパク質を大きさごとに分離することができます。)
2.化学テーマ「酵素反応を色で視る『食品分析・医療診断技術』を体験!」
ひとの体の中には、病気の時にだけ現れたり、増えたり、減ったりする成分があります(疾病マーカーといいます)。そのような成分の濃度を調べることで健康状態をチェックする・・・これが化学診断の考え方です。
この講座では、酵素反応を利用して、グルコース(ブドウ糖)の濃度を“色”で調べる実験をしていただきます。実際の食品分析や診断(血糖値測定)にも使われている方法です。
(画像はイメージです。本講座では、この画像に出てくるような器具(マイクロピペットやマイクロプレート)を使用して実験を行います。)
みなさまのご参加をお待ちしています。
【フロンティアサイエンス学部では、ブログ「サイエンス島の学生研究者たち」>>>でも情報を発信しています。ぜひ、そちらもあわせてご覧ください。】
(フロンティアサイエンス学部教授 松井 淳)