フロンティアサイエンス学部生・院生を対象としたキャリア支援イベントを、7月に計2回開催しました。
各学年から応募があり51名が参加しました。
7月6日にはアドバンテック株式会社とキャリアセンターから講師をお招きし、7月10日にはFIRSTの大学院生に登壇いただき、それぞれご講演いただきました。

キャリアセンター・村上さんからは現在の理系の就職市場の動向や、就活のスケジュールなど、最新の就活情報をお話しいただきました。実際の就活は、政府が示している表向きのスケジュールとは異なり、インターンシップからの早期選考など、想像よりも早い段階から始まっていることや、研究職に就くためには大学院進学がカギになるお話など、実際に世の中で起きている実情を知る貴重な時間となりました。

後半はアドバンテック株式会社の採用担当の覚元さんにお話しいただきました。
「理系のキャリアを知る」ということで、そもそも理系にはどんな職種があって、どんな仕事内容なのか、またどんな人がどの職種に向いているのかなど、理系キャリアについて詳しくお話しいただきました。また研究・開発に特化した人材サービスを提供する同社で実際に働くスタッフの方々の生の声をビデオで拝聴し、仕事のやりがいや業務内容についても詳しく学ぶ機会となりました。

7月10日は修士課程3名、博士課程2名の計5名の院生に登壇いただき、ご自身の経験や学部生へのアドバイスなどについて話していただきました。
フロンティアサイエンス学部は例年、約半数の学生が大学院へ進学しています。
今回のイベントは「院進学するか迷っているので、院生の話を聞いてみたい」「自分が院進学する前に、もっと院生の話を聞きたかった」などの学生の声が集まって実現に至りました。

「忙しい院生活で学業以外の活動をする時間はあるのか」、「学部の時にしておけばよかったこと」、「修士、博士に進んでよかったこと」など、リアルな大学院での生活や失敗談などもお話しいただきました。
「院進学を決めた理由」についてそれぞれに伺っていく中で、「周りに流されるまま進学するのではなく、自分がこれから一体何がしたいのか、大学に何をしに来たのかよく考えて、選択してほしい」という意見がありました。
一人ひとりの学生が自分自身の未来についてしっかりと考える機会を持ち、そのうえで納得のいくキャリアを育んでいってほしいと思います。

今後もフロンティアサイエンス学部では、講演会や企業訪問などを通じて、学生のキャリア形成を支援する活動を行ってまいります。

（フロンティアサイエンス学部　キャリア委員会）