フロンティアサイエンス学部生・院生を対象としたキャリア支援イベント「リードオフセミナー」を3月3日にオンラインで開催し、約20人が参加しました。株式会社ダイセルの大倉裕道先生に、企業での研究開発の現場や、企業と大学の研究の違い、ご自身の就職活動についてご講演いただきました。

　フロンティアサイエンス学部（FIRST）では、学生・院生のキャリア形成をサポートする企画を開催しています。今回は、本学の先端生命工学研究所（FIBER）博士研究員など大学での研究キャリアもある大倉先生に、100年以上の歴史を持つ株式会社ダイセルについてや、大学と企業におけるそれぞれの研究の魅力について講演いただきました。大倉先生からは「企業での研究は製品販売に近づいていく達成感がある。大学での研究は、実験データを基に、世界初の現象かを確認できるという魅力がある」とご説明いただきました。

　学部生・院生からも多くの質問があり、大倉先生からは、「限られた環境（実験データ、人とのつながり）でも、常に最大限の結果を出そうとする前向きさが大切」「就職活動では、他者との対話から自らの強みを理解することが大切」などとアドバイスいただきました。FIRST生にとって、理系のキャリア形成や就職活動について考えを深める機会となりました。

　今後もフロンティアサイエンス学部では、講演会や企業訪問などを通じて、学生のキャリア形成を支援する活動を行ってまいります。

（フロンティアサイエンス学部　キャリア委員会）