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    「ジョブリサーチ」で仮想SE体験

    2017年9月14日(木) 知能情報学部新着情報
     大学にはいろいろな講義があります。ジョブリサーチでは、企業、自治体、会社経営など実社会で活躍している方々をお招きし、集中講義の形式で実社会の現状を学生に伝え、しっかりとした仕事観を身につけるための講義を行ないます。
     
     その中で、夏休みの9月8日、東京コンピュータサービス株式会社の方をお招きし、SE(システムエンジニア)としての心構えの講義と、SEに必要なことを実体験してもらうための仮想SE体験をグループワークの形式で実施しました。グループワークは、受講生を5人程度のグループにわけ、それを、A班、B班、C班、D班に分けます。A班が元請会社役、BからD班が下請会社役となり、元請会社(A班)がユーザ(講師が担当します)からの発注内容に合わせて、下請会社(BからD班)に仕事を依頼します。今回は、あるwebサイトの構築の仕事とし、そのサイト構築の仕事をいかに分割するかを体験してもらいました。A班はユーザの依頼をどのように分割し、下請会社に伝えるか、BからD班は決められた時間内で仕様をどこまでディスカッションできるかがキーとなります。なお、受講生が多かったので、A~D班の組を複数作り、最後に、それぞれの組の中のA班に、できあがった仕様内容を発表してもらいました。
     
     初めての体験である学生がほとんどですが、このグループワークでは、1)ユーザとA班の間の意思疎通の重要さ、2)A班とその他の班の間での意思疎通の重要さ、3)決められた時間内に仕様をまとめる難しさ、をそれぞれの受講生が体験できたように思います。今回のグループワークはSE体験ではあるものに、コンピュータは一切使いませんでした。受講生は、SEにはコミュニケーション能力、ディスカッション能力、プレゼンテーション能力がいかに重要であるかを理解できたと思います。
     
     キッザニアという子供向け職業体験施設が好評を得ているかと思います。大学生は理論や技術の修得も重要ですが、このような職業体験は欠かせず、インターンシップという形で経験をつんでいる学生も多いです。
     
     (知能情報学部教授 若谷彰良)