2023年12月14日に開催された「RTミドルウェアコンテスト2023」において、知能情報学部の学生チームが「ロボットサービスイニシアチブ賞」を受賞しました。このコンテストは、「RTミドルウェア」というロボットシステム開発用ソフトウェアを用いたシステムの優劣を競うものです。全国の高校生から社会人のチームが参加し、事前に公開したシステムと当日のプレゼンテーションによって審査が行われました。

知能情報学部からは、谷川創太郎さん（2年生）、筒井大翔さん（3年生）、山泰斗さん（2年生）を中心としたチームが参加しました。このチームが開発したシステムは、甲南大学図書館のヘルプデスクにて本の検索の支援や図書館の活動の案内を行う対話ロボットのシステムです。RTミドルウェアを用いることによって改良や運用をしやすくした点、ロボット導入前から使われていた図書検索システムをそのまま用いてロボットを導入できる点などに特徴があります。

コンテストでは、これらの長所が、今後ロボットサービスを世の中に普及させるために大変重要であることが高く評価され、「ロボットサービスイニシアチブ賞」が授与されました。

この活動は、KONANプレミアプロジェクト「スーパーIT人材育成プロジェクト」、「AIロボット学びプロジェクト」の一環として実施されました。ロボット技術に興味のある学生が学年を問わず参加して、自由な発想で新しい技術に挑戦しています。ロボット技術に興味のある皆さんの参加をお待ちしています。

（知能情報学部教授　 北村達也、梅谷智弘）