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    知能情報学部の犬型ロボット「KoRo」デビュー!

    2015年11月13日(金) 知能情報学部新着情報
     プレミアプロジェクト「ロボット学びプロジェクト」で制作中のロボットの一つ、案内ロボットKoRoが、図書館入り口のところに常駐し始めました。
     KoRoは現在、知能情報学部の田中雅博研究室、和田昌浩研究室が共同制作しているもので、日頃は図書館入り口に鎮座して、背面に置かれているディスプレイと連動して、図書館案内といくつかのゲームを行うように設計されています。現在動くゲームは、○×クイズのほか、KoRoに計算式を見せて計算させる計算ゲーム、図書館で疲れた体をほぐすストレッチなどを、画面を見ながら行う図書館体操(これは現在制作中)です。
     夜間は電源を止めますので、毎日のシステムの起動が課題でしたが、ようやくほぼ起動もワンクリックに近いところまでできるようになったため、本格稼働を始めました。
     図書館入り口では、出入りする人へ挨拶を行うほか、誰でもKoRoの前に立って手の動作でディスプレイの制御ができます。ディスプレイの制御は基本的に、画面上のブロックの選択という形で進みます。なかなか思い通りにブロックの選択ができないかもしれませんが、今後改良していきます。可動部は、目の表情、舌、耳、それにしっぽです。手は動きません。
     
     このシステムは、まさに学生の学びプロジェクトとなっており、ゼミでのディスカッション以外に、毎週図書館に教員と学生が集まって議論をし、学生がプログラムを作るという形で進めています。今後、完成度を高めるとともに、機能の追加も行っていきたいと考えています。来年度はネットワークの機能も追加して、遠隔でクイズの問題を入れ替えたり、ニュースや図書館からの掲示板的な機能を持たせることも検討しています。さらに、学習機能を持たせるなどの知能化も図れたら面白いですね。KoRoの応用はまさに「無限」です。システムはまだ整備中ですが、日進月歩していくはずです。KoRoが進化していく様子も是非楽しみにしてください。
     犬型ロボットKoRoは、日頃は繋がれている状態ですが、オープンキャンパスなど、外のイベントの時には、図書館北の広場に出し、この時ばかりは放してやります。そこで人を見つけて話しかけたり追跡したりするような移動動作をします。屋外での応用プログラムは、先日10/25(日)に開催した秋期オープンキャンパスで披露しましたが、今後もそうした機会に走らせるつもりです。また、それ以外のイベントでも出番があるかもしれません。
     KoRoはまだ生まれたばかりの子供です。是非、暖かい目で見守ってやってください。
     
     
    秋期オープンキャンパスでのKoRoの活躍の様子