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    『甲南の教員が解説するNobel Prize 2023 物理学賞』を開催しました

    2023年12月18日(月) 理工学部新着情報 お知らせの一覧

     甲南大学理工学部では、甲南大学の教員がノーベル賞受賞テーマを解説する『甲南の教員が解説するNobel Prize 』を開催しています。「ランチをしながら最新の科学の話題に親しみを持ってもらう」をコンセプトに「SaLaCoランチョンセミナー」として開催しています。
     2023年度の第二弾として、12月6日(水曜)に『甲南の教員が解説するNobel Prize 2023 ノーベル物理学賞』を開催しました。今年度は、新型コロナウィルス感染症対策が緩和されたこともあり、「ランチョンセミナー」の主旨のとおり、「対面・オンライン」形式をとりながら、昼食時間を利用して、ご飯を食べながら講演を聞くスタイルで実施しました。

     さて、12月6日に行われたノーベル物理学賞の解説セミナーでは、理工学部物理学科の市田 正夫教授より、受賞内容である「電子のダイナミクスを研究するためのアト秒パルスの生成に関する実験手法の開発」について解説いただきました。
     市田先生からは、ピエール・アゴスティーニ氏、フェレンツ・クラウス氏、アンヌ・ルイリエ氏の3名による物理学賞につながった「アト秒」について、解説の中で、電子の動きなどを「動く馬」問題(※時間の経過を写真で記録する手法で、科学研究で運動の様子を記録するために使われ、現在の映画へ発展する原型手法)や物理学科で行われている物理学実験などを紹介いただき、普段一般には馴染みが浅い「物理」の初歩からパルス光レーザーの実験なども織り交ぜながら解説いただきました。

     イオン化した貴ガス(Xe キセノン)に赤外線レーザー照査する実験結果から始まり、実際にアト秒パルス光を作り出し「ノーベル賞」授賞までに至った3氏の研究成果は、現在「アト秒科学」として発展し、国も力を入れて研究開発に取り組んでいます。 
     現在も増え続けている国際単位、「アト」どこまで続くのか・・・・。



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