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    2022年度プレミア・プロジェクト活動 講演会「科学館のお仕事」を開催しました

    2022年8月08日(月) 理工学部新着情報 お知らせの一覧

     理工学部では、甲南大学プレミア・プロジェクトの一つとして、「多様な志向や進路選択に対応する融合型教育の実践プロジェクト」を進めています。この取組は、理系の素養をもって文系の分野でも活躍できる人材を育成することを目的としており、多様な「出口」を発見し、役立つことができるような企画取組を推進しています。
     理工学部 物理学科と生物学科では、「博物館学芸員課程」があり、博物館で資料の収集、保管、調査研究そして展示等に携わる「博物館学芸員資格」を、定められた単位を修得することによって取得できる仕組みがあります。
     ・・・・難しいですね。

     今回、「学芸員」という仕事について分かりやすくお話いただく講演会を企画開催いたしました。
     講演では、大阪市立科学館学芸員(物理担当)の長谷川 能三先生にお越しいただき、「科学館のお仕事」というテーマで、科学館での学芸員のお仕事を紹介いただき、実際の科学館で行われている演示実験の実演と解説をいただきました。講演の中では、まず「博物館」の定義について触れていただき、博物館は、歴史博物館・水族館・動物園・植物園・動植物園などに分けることができ、「科学館」も美術館や自然史博物館などと同じ「博物館」施設のひとつであることを紹介いただきました。そして、「学芸員」の仕事としては、資料の収集や保存、展示の企画、案内、研究者や教育者としての役割があることを解説いただきました。
     そして、実際に科学館で行われている演示実験「偏光板の原理・仕組み」を参加者と一緒に実演し、解説いただきました。皆さんも一度は目にしたことがあると思いますが、「偏光板とは、ある一定方向にのみ進む性質を持った光を作り出す板」です。身近なところでは、テレビやパソコンなどの液晶ディスプレイやメガネ(サングラス)などに貼られており、生活の場でも多く活用されています。
     今回、科学館と学芸員の仕事内容やサイエンスショーを紹介、実演いただくことで、「博物館」がより身近な存在となり、日常生活や暮らしの中で知的欲求を満たす機会になって、「学芸員」が魅力ある資格・仕事として関心を深めてくれたらと思っています。
     
    理工学部プレミア・プロジェクト
    多様な志向や進路選択に対応する融合型教育の実践プロジェクト担当