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    コラボレーションで価値を高める! CUBE ビジネス研究プロジェクト

    2023年3月31日(金) マネジメント創造学部新着情報 お知らせの一覧

    2022年度後期、「BEAUTRIUM(美容室)×ネスレ」のコラボレーション提案に取り組んだビジネス研究プロジェクト(青木クラス)。

    第一段階ではBEAUTRIUMの価値を高めるコンセプトを考案し、そのうえで、ネスレの製品やサービスを活用して、さらに顧客体験を高めるアイデアの提案に取り組みました。

    ネスレ向けのプレゼンテーションは他大学も共同参加し、英語での発表や社員投票も行われ、CUBEからは3チームが表彰されました!受賞チームの代表者の声を通じて、取り組みの内容や成長をご紹介します。



    Aチーム「Innobaby Award」受賞 / テーマ:『キットカットカラー』
    3年生 草地 真生さん
    2年生 シュエイー ウィンさん

    Bチーム「Innobaby Award」受賞 / テーマ:『40代女性の“美”をサポート〜外側・内側から健康的な美を〜』
    3年生 澤地 音緒さん
    2年生 岡部 花音さん

    Eチーム「Good proposal Award」受賞 / テーマ:『ワンちゃんデー』
    3年生 大久保 寧音さん

    ●課題設定の着眼点や、テーマを決めたきっかけは。

    草地:普段の学生生活から「同世代の女子大生は自分に自信がないことが多いのでは」と仮説を立てアンケートを取ったところ、実際の数値でも9割以上の人が「自分の容姿に自信がない」という回答があり、そんな女性を応援することをコンセプトに検討を始めました。ネスレとの掛け合わせでは、『応援』を共通のキーワードと捉え、キットカットの応援イメージと、女の子(女性客)を応援したいBEAUTRIUMの質の高いサービスをマッチングさせ、キットカットのフレーバーをイメージしたヘアカラー、『キットカットカラー』を提案しました。

    澤地:私たちBチームは、「40代女性の“美”をサポート〜外側・内側から健康的な美を〜」をテーマに、40代の女性にターゲットを絞りました。理由は、BEAUTRIUMに来店する年代層の多くが40代女性であること、BEAUTRIUMが優れた技術力を持っていることからです。ネスレとの掛け合わせでは「VITAL PROTEINS」という内側からキレイをつくる習慣を提供するコラーゲンサプリメントを見つけました。プロテイン市場が右肩上がりであるというデータや、40代で増える白髪などの悩みに対して、このトラブルを解決するコラーゲンとビタミンCが入っていることが、この商品を取り扱う決め手になりました。


    写真 1 BEAUTRIUM神戸にて


    大久保:私たちが提案したのは「ワンちゃんデー」イベントの開催です。顧客の9割がリピーターであるという点、そして美容室には珍しくペットを連れての来店が可能であり、愛犬のケアにこだわりを持つ顧客が多いという点に目を向け、ペットオーナーの方々をターゲットに絞って、「BEAUTRIUMの価値を活かしたコミュニティサロン」というテーマを決定しました。動物が苦手なお客さんを気にせず愛犬を連れて来店でき、お客さん自身の施術中に一緒に愛犬がトリミングされている様子を見ることができるというイベントです。また、ネスレとの掛け合わせでは「ピュリナ プロプラン ベッツサポート」という、動物病院と連携されたデジタルプラットホームにおいて、獣医による診断から医療食ペットフードの購入までが可能なサービスに注目しました。イベントの参加者に本サービスを紹介し、登録を促すことでサービスの知名度アップや利用者の増加を予想。「価格よりも質」を大事にしているBEAUTRIUMの顧客層の需要にマッチすると考えました。

    ●グループで一つのものを作り上げるにあたって、苦労はありましたか。

    草地:男性、女性、留学生、2年生、3年生といろんなカテゴリーの学生の混成チームのリーダーだったのですが、話を進めるうちに、全員の土台の意識のズレを感じました。みんなでやってはいるけれど、一人ひとりが思い描く目標が違い、発表の2週間前まではボロボロだったように思います。全員で会えるのは授業がある週に一回だけのため、このままではいけないとLineを送ってみんなの認識を確かめ、そのズレを埋めていくことに注力しました。


    写真 2ネスレ日本 神戸本社にて


    大久保:私もリーダーを務めました。もともと周りを引っ張っていくのが得意なタイプではないので心配していましたが、作業の進め方を提案したり、グループのメンバーに作業の担当を割り振ったりなど積極的に動くことを意識しました。グループの雰囲気も良く、メンバーも自発的に意見を出してくれるなど楽しく研究を進めることができ、リーダーを務めることに対する苦手意識がなくなったと感じています。また、他のグループに向けて作業の進捗状況を共有する時間があったのですが、お互いにフィードバックし合うことで客観的な意見を取り入れることができ、それぞれの成長に繋がりました。

    岡部:私は逆に、私以外は全員先輩であり、気を遣うこともあったのですが、こだわりは妥協したくなかったので、チームとして良いものを作り上げるために、しっかり自分の意見を伝えることを意識しました。初めは緊張しましたが、「いいね」と賛同してくださる雰囲気や、私の意見を全て受け入れるわけでなくとも、目を見て話しを聞いてもらえたり、先輩の経験から、アドバイスや反対意見をもらえたりすることもとても嬉しく、CUBE生の良さだと感じました。のびのびと発言できる環境だったからこそ積極的に動くことができたと思うので、自分が先輩になった時にも、先輩方のように話しやすい雰囲気を作ってあげたいと思いました。

    ウィン:私は留学生であり、心細かったり気を遣ったりすることもありましたが、先輩や周りのみんなに助けてもらって、少しずつ意見を言えるようになりました。冬休みを挟む中、打ち合わせのスケジュールが合わないことも多く申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、英語での最終発表を引き受けたり、自分の国との比較で日本の美容室の価値の高さをより伝えたり、自分でできることを見つけようと思って取り組みました。周りのみんながあたたかく支えてくれ、やる気も出ました。

    ●今回の取り組みで感じたCUBEのプロジェクト型授業の魅力、成長したと感じた点、今後の目標があれば教えてください。

    澤地:私が身に付いたと感じるのは、俯瞰力と探究心・追求心です。提案先の相手と自分たちの想いが違った際に、広い視野を持って状況や物事を見ると、今まで気づかなかった共通点(全く違う事業だけれど、美に関する商品があること)を見つけることができました。


    写真 3 CUBEにて


    草地:私はリーダーとして取り組んだ経験がやはり大きく、一人ひとりの意見をどう
    共有できるか、その共有の機会を与えながらみんなをどう生かしていくかなど、常に考えていました。また、社会人の方とはメールでのやりとりが多く、ビジネスマナーを勉強するきっかけにもなりました。

    岡部:今までの自分と一番変わったと感じるのは、調整力と交渉力です。先輩ばかりのチームで緊張もしましたが、伝え方を意識することが増えました。CUBEのプロジェクトは、学年混成で、経験の異なる人が集まるため、普段接する機会のない人と一緒に取り組むことができ、とても刺激的で、自分の幅も広がりました。また、企業とコラボすることで、社会人に意見を聞く機会を設けられたことはありがたく、実際に現場で働いている方のご意見を聞くことは、自分たちの考えがいかに空想だったのかを思い知らされました。

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    さまざまな視点から多くの学びと気付きがあった研究プロジェクト。
    これからもよりステップアップしていかれることを応援しています!

    「BEAUTRIUM(美容室)×ネスレ×CUBE」の全容はこちら!↓↓↓
    コラボレーションで価値を高める!CUBE ビジネス研究プロジェクト | 甲南大学 マネジメント創造学部 CUBE西宮 (konan-cube.com)