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    地域創生を考えてみる ~【「調査研究」による地域貢献活動への参加】プロジェクト~

    2021年10月05日(火) マネジメント創造学部新着情報

     【「調査研究」による地域貢献活動への参加】のプロジェクトへは、地域創生に興味があり、地域の課題解決に貢献するコンテストに参加できるため履修しました。
     このプロジェクトでは、地域の課題解決を目標とし、データを用いてその地域の問題を解決できる政策を考え、実行するためのプランについて提示・発表を行います。
     グループでの活動で一番難しかったことは、コミュニケーションでした。メンバーが下級生であり初対面であった上、オンラインでのやり取りでした。慣れない状態で話をまとめて作業を行うことに苦戦しました。しかし、休憩時間にコミュニケーションを積極的に行ったことで打ちとけ、その後の活動をスムーズに進めることができました。大変な面もありましたが、全員が積極的に協力してくれたので最後まで完成させることができました。

     授業の中で、石垣島トライアスロン事務局の池淵さまがゲストスピーカーとしてオンラインで講義してくださったことがあります。毎年たくさんの方々が参加し、盛り上がりを見せている石垣島トライアスロン大会の運営方法や若い人たちの集客方法などを学ぶことができました。具体的な集客方法は、若い世代の利用者が多いインスタグラムを用いて人気インスタグラマーに島の良さを広めてもらうことでした。
     この話を伺って、世代によって流行が変化し、利用される媒体も大きく変わるので、宣伝もその動向に合わせた方法を実施することが集客を行う上で基本でもあり、とても大切であることを理解しました。



     最終的に、高知県大月町の活性化を目標としてプランを考えました。大月町では人口減少問題、観光客の宿泊数が少ないなどの問題がありました。そこで、コロナ禍において注目され始めた「ワーク」(仕事)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語の「ワーケーション」に着目しました。会社員などが、休暇などで滞在している観光地や帰省先などで働くという、この新しい働き方「ワーケーション」と大月町の魅力的な既存資源を組み合わせた提案をしました。またミニトライアスロン大会も提案しました。これは、大月町の既存資源であるきれいな海の魅力などを知ってもらい、リピーターができるようなプランを作成しました。大月町に既存する魅力的な資源をいかに有効活用していくことができるかを一番に考えていった点と実際にトライアスロン大会で地域創生に成功している方々にお話を伺い、アドバイスを頂戴して作りあげる点を工夫しました。

     このプロジェクトを通して、グループで一つの目標に対して一丸となることの大切さを学び、実際に地域課題を解決することの大変さを理解できました。今までは表面上の提案だけを考えていましたが、その提案は現実的であり、実際どれくらいの収益を上げられるのかなど、深い部分まで見ていく大切さもよく分かりました。そして、今までグループをまとめたことがなかった私にとって、オンラインであっても対面であってもコミュニケーションの大切さや方法を得ることができたと思います。今回のプロジェクトを通して、自分の至らない点や経験が少なかったからこそ難しい点もあったので、これからはこれらを改善しより良いプレゼンができるように頑張りたいと思います。
    (マネジメント創造学部3年次 赤松 幸奈)