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    【たつの市地域創生アイデアコンテスト】に参加し、『世代つながる空き家活用プロジェクト』を発表しました

    2021年9月24日(金) マネジメント創造学部新着情報

     『「調査研究」による地域貢献活動への参加』プロジェクトで、兵庫県たつの市で開催された「たつの市地域創生アイデアコンテスト2021」に参加しました。
     このプロジェクトでは、調査研究により社会問題に対する疑問を積極的に見出し、講義で得た学びを活かしながら、その解決策を発信します。学生の考えを直接、市の方々へ提案できる所に魅力を感じ、また様々な方からいただいたアドバイスによって視野が広がり、より深い学びが得られると思い参加しました。

     チームの活動では、メンバー6人の様々な意見を一つにまとめることに苦労しました。また、オンラインではコミュニケーションが取りづらかったのですが、頻繁に発表の方向性などを確かめ合うことで細かい認識の違いなどを明らかにして、最後まで軸をぶれさせずに取り組むことができました。
     現地訪問が中止されたことで、主にインターネットで得た情報を活用していましたが、たつの市を一度も訪れたことがなかった私にとってはイメージがしづらかったです。しかし、たつの市の方々からオンラインで市の魅力や課題などを教えていただき、発表の助けになりました。皆さんから親切なアドバイスをいただきましたが、特に、たつの市の工務店の方が何度もメールで対応してくださったことが嬉しく、印象に残っています。



     コンテストでは、「世代繋がる空き家活用プロジェクト~高齢者と若者の自由時間で少子高齢化の問題を解決する~」を提言しました。
     たつの市を対象として分析をすると、2015年と2045年の年齢別人口を比較すると65歳以上の人口はさらに増え、14歳以下の人口は減少していく事が分かります。また、たつの市では空き家が年々増加しており、防災性・防犯性の低下に繋がるなどの問題があります。
     そこで、空き家を活用し様々な世代が協力することで、少子高齢化の問題解決に貢献する案を提案しました。
     まず、空き家バンクで空き家を所有者から社会起業家へ引き継ぎ、補修工事を行い、大学生が憩いの場を作り、社会起業家が経営をします。夢物語にならないよう、データ分析を用いて根拠に基づいた発表にするよう注意しました。また、アンケート調査などを積極的に実施して実現可能性を高めることを心がけました。

     このプロジェクトを通じて、多くの情報を用いて課題解決に結びつけることの難しさを知り、また情報を価値に変える楽しさを学びました。授業で得た知識や経験は今後、他の学習の場だけでなく、日常生活や就職後も活きると思います。この経験を糧にこれからも様々なことに挑戦していきたいです。
    (マネジメント創造学部3年次 吉瀧花美)