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    プロジェクトで考案したアイデアを、インターンシップで実現化

    2021年3月26日(金) マネジメント創造学部新着情報

     私は、昨年の8月からミズノ株式会社でインターン生として働いています。今回のマネジメント創造学部の青木プロジェクトも、ミズノ株式会社との共創プロジェクトで、インターンに参加しつつプロジェクトでも、5人のチームで「ミズノファンを増やす」という課題に取り組みました。
     我々は野球種目を担当しており、提案する施策を実際に実行するつもりで活動していきました。その中で、私は「技術的実現性」「経済的実現性」「有用性」の3つのバランスが重要であることを発見し、最後の提案に向けて動いてきました。

     今回我々が提案した案は2つあります。1つ目は、「クラブミズノ」アプリ内で、学生に向けてミズノ社が既に持っている情報を発信し、アプリを充実させていくことです。野球をしている小中高生は元々ミズノ社に対してのタッチポイントが多く、いかに既存顧客のロイヤリティ(愛着)を上げるかが大事だと考えました。そこで、ミズノ社が既に持っているコンテンツを使って、アプリの中で学生に対してアプローチする施策を考えました。既にあるコンテンツを使うことによって、「技術的実現性」「経済的実現性」を上げる事ができました。
     また、野球をしている学生の生活を細分化していき彼らが「部活を辞めてから私服選びに困る」という課題を見つけ、ミズノアパレルの商品のコーディネートなどをアプリに搭載することを提案しました。
     2つ目は大学生に対しての新規サービスの開発の提案です。大学生とミズノ社というのはタッチポイントが少なく、ここの新規顧客を取り入れたいと考えました。そこで、野球サークルや草野球をしている学生を対象に調査を実施したところ、共通して、「試合相手を探すのに苦労している」ことがわかりました。プロジェクトの最終発表では、この課題を解決し、スポーツを通じてできる「繋がり」を簡単に作れるサービスを提案しました。


    コンテンツ原稿


    ビジュアルのみの試作品


     今回、プロジェクト内で発表した「クラブミズノアプリ内で学生に向けての情報を発信し、アプリを充実させる」ことと、「スポーツを通じてできる繋がりを簡単に作れるサービスの提案」をプロジェクトが終了した後も、インターンの中で実行する為に動いていきました。
     実際に、1つ目のミズノアプリを充実させる施策の1つとして、「ミズノアパレルの商品のコーディネート」をアプリ、SNS、メルマガで発信していく事が決まりました。また、2つ目の「スポーツを通じてできる繋がりを簡単に作れるサービス」については、実行に向けてビジュアルだけのプロトタイプ(試作品)を作成して、改めて社内で提案する為に動いています。

     今回のプロジェクトでは、実際に一部の施策を実行するまで持っていく事ができました。これは、「技術的実現性」「経済的実現性」「有用性」の3つのバランスを取ることができ、チームで実行するという「信念」があったからこそ達成できたことだと思います。
     ここまで学生の枠を超えて実践的に学べたことは、自分にとってかけがえのない経験になっています。

                                (マネジメント創造学部3年次 田畠澄己)