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日商簿記検定3級6月試験の結果
2018年8月31日(金) 経営学部新着情報
経営学部では、「簿記入門」を開講し(☜経営学部の初年次教育:簿記入門>>>)、1年生が日商簿記検定3級試験を受験することを奨励しています。本年度の6月試験では354名の1年生がこれを受験し、197名が合格しました。
経営学部における会計実務の教育は、甲南大学プレミアプロジェクトの一環として、大原簿記学校神戸校の協力のもと、2016年度に刷新されました。グラフは、それ以降の経営学部1年生の日商簿記検定3級6月試験の結果を示したものです。
2016年の改革以前において、6月試験に挑戦する学生は、きわめて少数派でした。改革の初年次である2016年に受験者数が激増し、圧倒的多数の1年生が受験するようになりました。その後、受験者数,合格者数,合格率のすべてが右肩上がりに推移しています。
合格率に関しても、さすがに改革の初年度である2016年は全国平均よりもかなり低い数値となりましたが、翌2017年には全国平均を上回り、今年度は,全国平均が下降したにもかかわらず、経営学部生の合格率は上昇し、全国平均をかなり上回っています。
このように、会計実務教育に対する学部の試みは、量的なだけでなく、質的にも成果の拡大が続いています。
これらの結果は、もちろん学生諸君の健闘のたまものですが、講師陣の講義に対する熱意・工夫や学生のモティベーションを鼓舞する各種の企画(☜OB公認会計士の講演&監査法人訪問>>>)もその背景にあると考えられます。
残念ながら6月の試験で不合格に終わった学生諸君もかなりの数が残っていますが、その多くは、いまだ「士気盛ん」であり、11月・2月検定での彼らの捲土重来も、大いに期待できます。(経営学部教授 馬場大治)