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    国際会議・スポーツ文化ワールドフォーラムに参加して

    2016年11月07日(月) 経営学部新着情報
    トビタテ留学JAPANの第二期生・本郷友崇(経営学部4年生)さんから、10月に参加した国際会議・スポーツ文化ワールドフォーラムへの参加レポートがとどきました。
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     私は10月19日~22日に行われたスポーツ文化ワールドフォーラムの東京会場に10月20日・21日の2日間、参加しました。
     これは、ラグビーワールドカップ2019、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会、関西ワールドマスターズゲームズ2021等に向けて、観光と連動させつつ、スポーツ・文化・ビジネスによる国際貢献や、有形・無形のレガシー等について議論、情報発信し、国際的に機運を高めるためのキックオフイベントです。
     文部科学省が主催し、世界経済フォーラム(ダボス会議)が協力しています。参加したのは、国内外のスポーツを担当する大臣や国際的な振興団体のトップ、グローバル企業の経営トップや世界経済フォーラムヤンググローバルリーダー、著名研究者および国内外主要経済メディア等です。
     私は、ドイツ留学中に、スイスでIOC本部を訪れたことや、帰国後に文部科学省スポーツ庁でインターンシップに参加した経験をもとに、今回の国際会議準備室のインターンシップにエントリーし、国内の大学生としては1人だけ採用していただきました。
     インターンシップの内容は、大臣会合、世界経済フォーラムの国際打ち合わせ会議の計画等、各セッションの詳細な企画立案です。
     約70ヵ国が参加する過去最大級の国際会議の成功という大きな目標に向けて、一丸となって取り組むメンバーの1人に加えていただけたことに、誇りと感謝の気持ちを持つとともに、責任の重さも痛感した15日間でした。

     
     東京会場での国際会議初日は、安倍首相の挨拶から始まり、IOCバッハ会長・IPCクレイヴァン会長など様々な代表の、2020年に向けた夢や希望・プラン等のスピーチを幸運にも傍聴することができました。JOC森会長は「2020年だから20個の課題を解決しよう」と述べたのに対して、バッハ会長は2020を「にーまる にーまる」と読んで、足して40個の課題を解決しようと返答されました。
     私自身は正直どんな課題を解決していくのか、すぐには思いつかなかったのですが、その課題には、スポーツとは直接関係ないもの、例えば貧富の差やホームレスについての問題解決なども含まれていました。オリンピック・パラリンピック2020(にーまる にーまる)という大きな分岐点によって世界のあらゆる分野の進歩や課題の解決策について考えていく場にしよう、と宣言されたのです。
     また、翌日には、「未来を共創するユースプログラム」という大学生を中心としたシンポジウムが企画されていて、事前審査を通過した私は、参加する権利を得ていました。
     これは、各国のヤンググローバルリーダーと共に世界の未来を担う若者が討論しあう場で、教育問題や貧富の差、LGBTなど各自の掲げる分野ごとでのディスカッションが行われました。
     アメリカ8都市でのホームレス根絶を実践した女性、7歳で両親を亡くし4人兄弟を育て、ウガンダでの問題の解決に取り組んでいる男性など、様々なゲストのお話を直接伺えるという素晴らしい体験の場にもなりました。そして、私と同世代の多くの若者が未来のために既に動いていることも知り、共に未来を創っていこうと誓いあいました。
     私がこの国際会議に参加して感じたことは、「2020年東京オリンピック・パラリンピックがスポーツに限らず全てのものの分岐点になる」ということ。関係ない人など誰一人いない、ということです。
     甲南生のみなさん これから大学生になるみなさん、私たちと一緒に未来を創っていきませんか? 私たちの為に!  誰かの為に!
    (経営学部4年・本郷 友崇)