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    経営学部教員紹介シリーズVol.20(教授:平野 恭平)

    2025年2月10日(月) 経営学部新着情報 お知らせの一覧

     今回研究内容をご紹介いただくのは、本学部で「経営史」の授業を担当している、平野先生です。Konan-BIZにも詳しく書かれていますので、是非ご覧ください。


    平野ゼミは、「日本経営史」を専門とするゼミです。甲南大学経営学部に着任して2年目なので、まだ1期生となる現3年生と2期生となる現2年生しかいません。小規模なゼミなので、サボることが難しく、しっかりと学ぶことができます。

    平野ゼミでは、各年度、学生と教員が一緒になって取り組むテーマを設定し、専門書や学術論文を読んだり、史料を収集・分析したりしています。小さな成果でもよいので,学術的なアウトプットを出すことを目指して取り組んでいます。1期生は、テーマを途中で変更しましたが、明治期の紡績工場で働く女性労働者たちの作業着を調べることになり、昨年末に学会発表を行うことができました。2期生は、明治・大正期の紡績業の絵葉書を取り上げることにして、現在、一生懸命勉強しているところです。昔のことを調べて、何の意味があるのか?今の経営にどのような意味があるのか?「作業着」や「絵葉書」が、経営とどのように関係するのか?もちろんそういったことも考えていきます。平野ゼミでは、歴史から経営学を考えます。

    https://ch.konan-u.ac.jp/information/category-14/2671.html

    平野ゼミでは、2年次から毎週、専門書や学術論文を読み、そのレポートを全員に提出してもらいます。3年次からは、それに加えて、文献の調査や史料の収集なども分担して取り組んでもらいます。ゼミ生たちにはハードワークを課すことになりますが、たとえ小さくても学術的なアウトプットを出そうとすれば、避けて通れないことです。「苦行」と思われることも多いですが、諦めることなく、逃げることなく取り組んでもらい、学術的な知識を身に付けるとともに、精神面も鍛えてもらいたいと思っています。