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    授業体験型オープンキャンパスWEEKDAY CAMPUS VISITを実施―経済学部―

    2015年7月25日(土) 経済学部新着情報
    7月20日(月)、経済学部で授業体験型オープンキャンパスWEEKDAY CAMPUS VISITを実施しました。WEEKDAY CAMPUS VISITは、高校生が「一日大学生」として実際に授業を受け、大学生としての学びを体験するプログラムです。
     
    朝9時半、最初は参加者の緊張をほぐすためにアイスブレークを行います。そして受講する授業を選択するためのワークに移りました。高校生に甲南大学と経済学部についてのイメージを書き出してもらい、コーディネーターと意見交換をします。高校生が実際に訪れたことのある大学の数は限られていて、その「イメージ」と「実際」には、いろいろな点で違いがあります。WEEKDAY CAMPUS VISITでは、高校生に実際の大学での学びを体験してもらった後、体験前に抱いていたイメージがどのように変わったかを振り返ってもらいます。
     
     
    午前中、1つ目の授業は「中級ミクロ経済学」でした。大学1年次に「入門ミクロ経済学」を学んだ2年次以上の大学生が受講生です。定期試験前の最終授業でもあったため、「トレードオフ」「需要関数」「供給関数」「余剰」といった言葉が説明なしで繰り返し出てきますし、グラフや数式が板書されながら議論が展開されます。高校生には当然難しい内容ですが、経済学はどのように世の中の出来事を捉え、分析するのかということ、そして、高校での勉強がそれらにどのようにつながっていくのか、といったことが感じられたのではないでしょうか。また、授業終了後の昼食時間は、経済学部の学生さんたちとキャンパスを移動しながら過ごしていただきました。
     
     
    午後、2つ目の授業は「キャリアゼミ」「現代中国経済」「日本の経済思想家」から1つを選択します。「キャリアゼミ」では、学生がこれまで調べてきた職業に関するグループ発表が行われていました。「日本の経済思想家」の授業では、日本経済の歴史的背景についての解説が行われていました。
     
    プログラムの最後は、振り返りの時間です。参加した高校生がそれぞれ授業で感じたことを書き出して意見交換し、自分のこれからの進路について考えを深めます。今日の午前中の授業で出てきた「トレードオフ」──「何かを選択すれば、他の何かは選択できなくなる」──は、まさに高校生のこれからの進路選びにもつながってくる考え方だったと思います。
     
    甲南大学では、今後も、秋以降に高校生が大学の実際の授業を体験するWEEKDAY CAMPUS VISITを実施していきます。10月にはフロンティアサイエンス学部、マネジメント創造学部、文学部が、11月には再び経済学部が実施予定です。
    実施が近づくと、甲南chでもお知らせします。高校生の皆さんに参加していただき、進路選択の一助になればと思います。
    (文責:入試事務室 杉森亮介)