10月16日（月）に、甲南高校に行って参りました。
高大連携講義とは、文字通り、提携先の高校で大学教員が講義を行うもので、甲南高校と経済学部との連携講義は後期学期に5回行われます。

今回、私が担当したのは高校3年生のクラスで、26名の生徒が参加してくれました。
報告のタイトルは「ChatGPTで変わる世界」。
特に今年の春先あたりから、ChatGPTに代表される生成AIの発展がめざましいため、私たちの周囲でどのような動きが起こっているかを紹介し、ひいては内閣府のいう「Society5.0」の世界へと突き進んでいることを解説しました。とりわけ、近年の技術革新は、世の中に指数関数的な変化をもたらすということで、これまで以上に激しい変化に「適応」できるよう、備えてほしいとのメッセージを送りました。

授業の最後には、「どうやったらうまくChatGPTを使えますか？」といった質問もいただき、これまでChatGPTについては名前を聞いたことがある程度だった生徒さんたちが、実際に触ってみようと思ってくれたのが、個人的には嬉しかったです。

技術が変われば世の中のルールが変わる、それによって新たな社会問題が発生する可能性が高いため、そこには経済学の入り込む余地がたくさんあると思います。
今回受講された方が一人でも多く、大学の経済学部で学んでいただければ幸いです。

（経済学部准教授　林健太）