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    裁判傍聴に行きました

    2018年5月11日(金) 法学部新着情報
     五月晴れのある日の午後、三回生の刑事訴訟法ゼミの学生たちが裁判傍聴に行きました。
     裁判は、公開されています(「裁判公開の原則」)。ですから、平日の昼間であれば、誰でも傍聴に行くことができます。私たちは、大阪地方裁判所に足を運びました。
     
     大阪地方裁判所では、毎日多数の事件の公判が開かれています。今年から始まった入口での荷物検査を受け、学生たちは各々、その日にどのような事件が審理されているかを開廷表のファイルを見ながら探し、めいめいに興味を引かれた法廷に散っていきます。
     数時間傍聴をした後、再度集合してから、甲南大学のセミナーハウスで合宿をしました。
    当日見た裁判や今後のゼミ活動のことなどについて語りながら過ごし、ゼミ生同士の親交を深めました。
     
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    Oさんの感想:
    裁判傍聴にはじめて行って、裁判の雰囲気は裁判官によってかなり左右されると思いました。裁判官は、検察官や弁護人が発することばのひとつひとつにしっかりとした定義を求めていました。誰にでもわかりやすいことばに言い換えることによって、裁判を円滑にすすめ、難解になりすぎないよう配慮しているように思いました。実際の裁判を見る中で、入念に準備を行い、主張したいことについてすぐ対応することができなければ、被告人質問などで不利に働くように思いました。裁判にかかわるすべての人が、それぞれの仕事を適正に行うことが良い裁判につながる重要な点だと思いました。
     
    Yさんの感想:
    はじめて見た裁判は、詐欺事件の裁判でした。終わった後セミナーハウスでみんなで話しているときに「示談が成立しているのになぜ起訴されて裁判しているんだろうか?」「このあと被告人はどうやって償い、社会復帰を果たすのだろうか?」など、色んな話ができてすごく有意義でした。裁判傍聴は大変良い経験でした。また傍聴に行きたいと思います。

     
    〔法学部・教授 笹倉香奈〕