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    東京地方検察庁に行きました!(東京研修②)

    2017年9月25日(月) 法学部新着情報

     2017年9月12日から14日の3日間、えん罪救済ボランティアの学生30人と東京に研修に行きました。訪問先などについて、参加した学生が執筆した記事の第二弾です。(法学部教授 笹倉香奈)

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     えん罪救済学生ボランティア研修の2日目の9月13日に、東京地方検察庁の見学に行きました。検察庁は、刑事事件について裁判所に起訴をするかどうかの判断を行い、起訴をした事件について裁判で被告人が有罪であることを証明するといった仕事を行っています。検察庁で働く検察官は刑事訴訟法上、多くの権限を与えられているため、刑事手続きにおいて重大な役割を担っています。刑事手続きの流れや刑事司法の運用についての知識を高めるため、私たちえん罪救済センターボランティア一同は東京地方検察庁を訪れました。
     
     東京地方検察庁は各線「霞が関駅」から徒歩数分のところにあり、思わず見上げてしまうような大きな建物でした。学生たちはその建物の大きさに圧倒されるとともに、かすかな緊張を覚えながら中に入っていきました。
     
     検察庁見学では、検察の重要な仕事の一つである捜査活動について、検察庁の職員の方々が作成したビデオを拝見した後、事前に学生たちが準備していた質問票に対して、検察官の方より丁寧な返答をいただきました。
    検察官が被疑者や参考人などを取り調べる取調室と同じように作られた摸擬取調室にも入りました。実際に、検察官、検察事務官、被疑者の席に座り、取調べの状況を再現する等、楽しみながらもよい勉強になりました。 


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     検察庁見学を通して、学生たちは「実際に取り調べを行う部屋の状況や、録音録画を行う機械を見せていただき、被疑者への圧迫感減少のための配慮や工夫が感じられた」「検察官の方から直接お話を聞く機会があったのはとても嬉しく、いい経験になった」「これからゼミで行う模擬裁判の参考にしたい」など、とても良い刺激を受けたようです。法学部三回生・野中琴香)