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    法学部の講義ってどんな感じ?①

    2017年2月15日(水) 法学部新着情報
     後期の講義が終わり、大学は春休みに入りました。そこで本日は、この1年を総括して、法学部の学生の皆さんに法学部の講義の様子を聞いてみました。
    「法律」を扱う科目以外にも、法学部では色々な科目を勉強することができます。法律科目以外にどのような面白い科目があるのか、紹介してもらいました。            
    [文責:法学部教授・笹倉香奈]
     
    1.行政学
     
     この写真は久保はるか先生による行政学Ⅰの講義の様子です。
     行政学では、名前の通り行政について学びます。
     ただ「行政」と一口に言っても、役所の窓口の仕事・社会問題の解決など様々な活動が「行政」に当てはまります。そのため、まずは「行政」とは何なのか、政治と行政との関係などからも行政を見ていきます。前提知識として政治についても勉強します。そして次に行政への批判や期待、行政の活動範囲を見ていきます。例えば、行政は税金の無駄遣いが多いという問題について、行政がお金を払うのはどの活動までなのか、どうやってそれを決めるのか等です。
    少し難しい話もありますが、講義の内容がわかると新聞の行政に関する記事がより一層面白く感じられます!(3回生・日向まみ)
     
    2.法社会学
     私にとって法学部に入ってから一番衝撃的だった授業は西田英一先生の法社会学です。
     法学部に入る前は法律といえば「裁判」という印象だったのですが法社会学では、裁判だけではない問題解決の方法を学びました。
     結果だけではなく問題解決の過程や当事者が望んでいることを考えることは今のわたしの生活の中でも、社会に出たあとでも考えないといけないことであるなと、法社会学の授業を通して考えました。(2回生・宮下恵実)
     
     
    3.国際政治学
     甲南大学法学部には、法学だけでなく政治学の授業も多数あります。
     池田佳隆先生の国際政治学の授業では、国際政治学を学ぶ上で重要な基礎知識から最近起きた出来事まで幅広い内容を授業で取り扱いました。特に、イギリスのEU離脱やアメリカ大統領選挙といったタイムリーな内容が授業で取り上げられるので、新聞やニュースを見たときにより理解が深まりました。
     また、レジュメ(プリント)もなく、板書もあまりないという池田先生の授業のスタイルは一見大変そうに思えますが、より意識して先生の話を聞くようになり、授業の内容が頭に入ってきやすいのも特徴です。
     時事問題は就職活動、そして社会に出ても重要なことです。日本からの視点だけでなく、異なる国や地域、宗教の考え方やおかれた状況を学ぶことで、国際的な視野を広げ、時事問題に対する見方や考え方を変えてくれると思います。(2回生・平尾智洋)