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文学部横断演習、「京都国際漫画ミュージアム」へ行く
2017年7月31日(月) 文学部新着情報
「横断演習」は文学部の5つの学科の学生が、学科の枠組みをこえて参加できる授業です。ホイジンガ的「遊びと学びの融合」をモットーに、今年度は新海誠を中心に数々の短編アニメ映画を見ながら、映像表現や主題についてディスカッションを重ねてきました。
7月9日(日)には、目玉企画の一つである校外実習として「京都国際漫画ミュージアム」を訪れました。
廃校となった小学校を再利用したミュージアムには、コミック漫画や、年代順に並ぶ漫画雑誌がずらり。随所に椅子があり、自由に座って読むことができる図書館機能と、特別展や作家たちの手の模型の展示、紙芝居などの博物館機能を併せ持ち、長時間たのしめる空間です。2時間ほど自由に見学してもらい、解散した後も、ほとんどの学生が吸い込まれるようにまた館内に戻っていきました。
以下に、学生の感想をいくつか紹介します。
・小学校の廊下や階段の造りにノスタルジーを感じ、子供時代に戻れる空間だった。
・外国人観光客の多さと、翻訳された漫画の種類・言語の多さに驚いた。日本の漫画の世界における需要の高さを再認識した。
・特別展示の山崎涼子展からは、作家が漫画に書くテーマの広さと知識の広さに驚いた。また、絵が非常に緻密・繊細で美しかった。
・年代順に並ぶ漫画雑誌からは、漫画の描き方や流行などの歴史を振り返ることができた。
・また来たい。次は開館時間から居座りたい。
(文学部准教授 杉浦裕子)