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大阪・心斎橋の外国人観光客「爆買い」の現在を知る――社会学科・松川ゼミの学外研修報告
2017年1月12日(木) 文学部新着情報
2016年11月23日、文学部社会学科の松川ゼミの学生研修で大阪・心斎橋に行ってきました。目的は、外国人観光客による、いわゆる「爆買い」の現場を経験することでした。
心斎橋筋商店街沿いにあるドラッグストアや大丸心斎橋店の免税店・ラオックスに入って観光客の動向を観察しましたが、百貨店よりもドラッグストアの方が客数が格段に多く、外国人観光客の百貨店離れを実感することができました。心斎橋筋は、スーツケースを持った中国人観光客でにぎわっていました。
免税店ラオックスの前にはスーツケースを持った人の姿が見られました。
ドラッグストアの中には中国語の案内文もあります。
多くの人が集まる道頓堀
その後、近くにある中華料理店で中国人留学生3人と会食し、日本での留学生活について話を聞くことができました。彼らは、勉強の話だけでなく、ドラッグストアでの中国人観光客相手のアルバイトの話もしてくれました。観光客が買い物かごに一杯の商品を手にして、レジの前に長蛇の列を作るそうです。
最後に、心斎橋商店街を南下し、難波まで歩きました。ニュースではよく聞く「爆買い」ですが、実際に現場を経験することで現地に与える影響の大きさを目の当たりにすることができました。
このように文学部社会学科には、「社会の現在」を体感する授業が数多くあります。甲南Ch.でも、徳島県勝浦町での地域づくりについて学ぶゼミ合宿を行った帯谷ゼミの課外活動(2016年5月24日の記事)や、オムロンヘルスケアの社長をお迎えした阿部ゼミの活動(2016年10月6日の記事)について、これまでに紹介しました。今後も様々な企画を立てていき、甲南Ch.でご報告ができればと思います。
(文責:文学部社会学科教授 松川恭子)