新着情報
大学企画展「欠片の復元力~三聖病院の余材から~」開催中
2016年10月02日(日) 文学部新着情報
9月16日(金)から10月15日(土)まで、岡本キャンパス5号館1階のギャルリー・パンセにて、「欠片の復元力~三聖病院の余材から~」を開催しています。本展は、取り壊される建築物からウクレレをつくる「建築物ウクレレ化保存計画」など、ユニークなアートプロジェクトで活躍する美術家・伊達伸明氏の監修による展覧会です。
この展覧会は、昨年取り壊された三聖病院という神経科の病院(1927年設立、京都市)の廃材を用いて、伊達伸明さんが構想したものです。展覧会の準備と運営は、伊達伸明氏の指導のもと、文学部人間科学科と歴史文化学科の学生で博物館学芸員養成課程(美術コース)に登録している学生が行いました。学生たちは、廃材の由来の調査や整理を行うとともに、廃材から病院の様子を想像して、それを自分自身の生活と結びつけるワークショップなどを行い、展覧会の準備を進めてきました。第一線で活躍するプロの美術家と共同で展覧会を作り上げる体験は、他では得がたい貴重な経験となりました。
この展覧会は、昨年取り壊された三聖病院という神経科の病院(1927年設立、京都市)の廃材を用いて、伊達伸明さんが構想したものです。展覧会の準備と運営は、伊達伸明氏の指導のもと、文学部人間科学科と歴史文化学科の学生で博物館学芸員養成課程(美術コース)に登録している学生が行いました。学生たちは、廃材の由来の調査や整理を行うとともに、廃材から病院の様子を想像して、それを自分自身の生活と結びつけるワークショップなどを行い、展覧会の準備を進めてきました。第一線で活躍するプロの美術家と共同で展覧会を作り上げる体験は、他では得がたい貴重な経験となりました。
この展覧会は、文学部人間科学科の1年生全員が鑑賞して展示内容について考えるなど、様々な授業に取り入れられて学生の学びの場となっています。(文責:文学部人間科学科准教授 服部正)
展示風景。病院の様々な場所にあった部材や表示物が、場所や機能ごとに整理されて整然と展示されました。
最終日の作業風景。前日に行ったワークショップの内容を可視化する展示を試みました。細部の美しさにこだわった展示は、夜遅くまで続きました。
ワークショップの様子。三聖病院の部材から当時の三聖病院の様子を想像し、それを自分の身近にある物と結び付けて、その関係性を示すキャッチコピーを考える作業は、一つの物体から思考を展開する博物学的なトレーニングにもなりました。