新着情報
「プライドクルーズ大阪2025」に参加しました!—文学部社会学科関ゼミ&からふる活動報告—
2025年5月23日(金) 文学部新着情報 お知らせの一覧文学部社会学科関ゼミでは、「マイノリティ(社会的少数者)の人権問題について考える」をテーマに掲げ、ゼミ生がグループリサーチや個別研究に取り組んでいます。2025年度の3回生たちは、甲南大学のLGBTQ+支援の学生グループ「からふる」と共に、2025年5月17日(土)に開催された「プライドクルーズ大阪2025」に参加しました。

イベント最後のフォトセッション
(出典)プライドセンター大阪SNSより
◆イベントに向けた準備◆
このイベントは、2022年にオープンした大阪で初めての常設LGBTQセンター「プライドセンター大阪」をより多くの街の人に知ってもらい、つながりを増やす機会とするものです。関ゼミと「からふる」は、ブースの出展を決め、3つのグループにわかれて準備を進めました。
①ポスター作成班
甲南学園でのD&I(ダイバーシティ/多様性&インクルージョン/包摂)の取り組みを紹介するために、オリジナルのポスターを作成し、ブースで展示することにしました。

②寄せ書き&アンケート班
ブースに来てくださった来場者の方々から「どんな社会になってほしい?」という寄せ書きを集めることにしました。また、今後甲南学園のD&Iの活動を推進するための参考として、「学校にあったらいいと思うもの」についてアンケートを実施することにしました。

③来場者プレゼント班
寄せ書きとアンケートにご協力いただいた方々に向けて、アイロンビーズのプレゼントを用意することにしました。昨年度のイベント参加者数を考え、300個以上の作品を完成させました。

◆イベント当日◆
朝はあいにくの大雨で、イベントがどうなるのかが心配でした。しかし、少しずつ天候が回復し、無事に5艘の船が出航しました!甲南大学のブースにも、多くの方々が寄ってくださり、リアルな声に耳を傾けることができました。

参加した学生さんのコメントを一部紹介します。
*普段接することのない立場や考えを持つ人たちと話すことで、自分の視野が広がったと感じた。「We are here We are queer Get used to it !」という言葉を初めて知り、その力強さに心を打たれた。
*乗船時にプラカードや旗を見せると、立ち止まってくれたり、手を振ってくれる方も多く、このような啓発運動をしていくことで理解が広がり、一つになっていくんだなと実感した。(…)みんな同じ社会で生きていることを忘れずに過ごしていきたいと思いました。
*SNSや教室の中だけでは味わえない、リアルな手応えや共感の広がりを体験できたことは、これからの活動にもつながる大きな気づきになりました。
◆展示会の準備・開催◆
イベント終了後、甲南大学の学生・教職員に向けて、性の多様性の理解を深めてもらうための啓発展示の準備を進めました。

展示は、寄せ書きとアンケート結果の可視化をメインとし、同時に「LGBT(性的マイノリティ)の方々が抱える社会課題をまとめた啓発展示パネル」(大阪市淀川区2016)を掲示することで、基礎知識を伝える場としました。

展示会場は、ギャルリーパンセ(5号館1F)です。2025年5月21日(水)〜6月4日(水)までの2週間開催しております。

今回のイベント参加および展示会の開催は、多くの方々に支えられて実現しました。関わってくださったみなさま、本当にありがとうございました!
(文学部社会学科 関めぐみ)