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徳島県勝浦町で地域づくりを学ぶ――社会学科・帯谷ゼミの活動
2016年5月24日(火) 文学部新着情報
甲南大学社会学科では、「自ら調べ、問題を発見し、成果を表現・発信できる『調査リテラシー』」を身につけることを目指しています。そのためには、現場に出て、社会で何が起こっているのかを自分自身で体感する必要があります。
実際にはどのような活動が行われているのでしょうか?社会学科のゼミ活動については、2016年1月20日付けの記事で田野ゼミの紹介をしましたが、今回は環境社会学・地域社会学・市民参加論が専門の帯谷博明准教授のゼミ生からレポートが届きましたので紹介します。
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社会学科では2回生から専門分野を学ぶためにゼミが始まります。私たち帯谷ゼミは興味・関心の似ている10人のメンバーが集まり、おもにNPO団体の取り組みや、まちづくりなどを社会学の観点で勉強しています。
そしてこの3月、実際どのように地域おこしを行っているかを学ぶため、地域おこしに力を入れている徳島県勝浦町でゼミ合宿を行いました。そこでは、町全体を使ったひな祭りイベントや、地元食材を使った田舎料理、古民家を再利用した宿泊施設など「都会にはない田舎の良さ」を多く発見することができました。
また、地元の方々は、訪れた人たちに対して思いやりをもって接し、そのような姿勢が地域発展に大きく影響しているということを感じることもできました。
社会学科では、自分の興味のある分野を深く学ぶことができます。座学だけではなく、今回のように実際に自分の足を運ぶことで視野も広がりました。このようなきっかけを生かし、今後様々な地域のまちづくりのカタチを学んで、自分の住む神戸をよりよくするためにどうしたらよいかを考えていきたいと思います!
(文責:文学部社会学科3年 濱田亜加理)