新着情報
「赤ちゃん先生」を通して学ぶ子育て、パートナーシップ、キャリア:社会学科中里ゼミ
2024年3月11日(月) 文学部新着情報 お知らせの一覧 2023年12月から2024年1月にかけてママの働き方応援隊神戸東校による「赤ちゃん先生」(全3回)を開催しました。
1歳から3歳の子どもさんとお母さん4組と少人数の学生が、2-3週間ごと3回にわたって90分のゼミの時間に、一緒に遊びやお世話の体験をし、また、お母さんから出産、子育て、夫婦の関係、キャリアの話をうかがうことで、表面的に見るだけではできない体験をする取り組みです。
第1回は、始めての出会いに若干緊張しつつ育児体験をしながら、お母さんから出産・子育ての話をうかがいました。
第2回目は、教室を出てベビーカーで段差を移動する難しさを経験したり、広い芝生グラウンド(憩いの広場)で子どもたちがどんなことに喜び、関心を引かれるかを知る機会を得られました。
3回目は、これまで2回にわたって一緒に時間を過ごす中で、履修生と子どもたちが関係を築けてきた段階です。半分の学生がお母さんと別室で、仕事と育児の両立、パートナー選びのポイントなどについてうかがう一方、トレーナーさんの見守る中ではありますが、自分たちだけで泣いている子どもさんをあやしたり、遊んだりという得がたい体験に奮闘していました。
「赤ちゃん先生」の詳細はこちらの公式ホームページからご覧いただけます。
https://www.mamahata.net/company/project/akachansensei
【受講生の感想抜粋】
託児を体験して感じたことは、最初はペットボトルにストローが入っていたおもちゃで遊んでいて、「赤」以外の色をなかなか言えなかったが、最後の方には「青」が少しずつ言えるようになり、たくさんの反復を繰り返し一つずつできることが増えているんだなと感じた。○○くんのお母さんのライフコースのお話で一番自分が心に残っていることは、人生における出会いを大事にすることである。○○くんのお母さんは自分達と同じ年齢の時の出会いのおかげで今子育てをしながら家でできるお仕事をしているとのことでした。それは紛れもなく人生における部分部分の出会いを大切にし、つながりを疎かにしなかった結果であると感じた。
お母さんがいない間、赤ちゃんの様子がバラバラであった。お母さんがいなくても他の人と楽しく遊べる子や、1人でも大丈夫な子、お母さんでなければダメで泣いてしまう子など様々で、赤ちゃんの頃から個性が出るのだと思った。
全部で3回の赤ちゃん先生を通して、毎回毎回出来ていることが増えていたり、改めて赤ちゃんってとっても成長が早いんだなと言うことを実感することが出来ました。
育児をするにあたって、パートナーとの協力は必要不可欠であるんだなということも学ぶことが出来ました。
(文学部社会学科 教授 中里英樹)