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    日本語日本文学科:教育実習報告会を行いました

    2023年7月19日(水) 文学部新着情報 お知らせの一覧

     教育実習を終えた日本語日本文学科4年生による教育実習報告会が、7月10日(月)に行われました。
     文学部日本語日本文学科では、国語の教員免許(中学校教諭一種免許(国語)、高等学校教諭一種免許(国語))を取得することができます。教員免許を取得するためには、「教育職員養成課程(教職課程)」の単位を修得し、4年生の前期に教育実習に行く必要があります。
     中学校教諭、高等学校教諭を目指す4年生11名は、5月・6月に、3週間の教育実習を行いました。その教育実習で学んだことや反省点、後輩に伝えたいことなどについて発表することで、自らの教育実習の体験について客観的に振り返りました。
     教育実習を始める前は不安が大きく及び腰になっていた学生もいましたが、教育実習先では生徒たちが温かく迎え入れてくれ、先生方から懇切丁寧にご指導いただいたようです。



    発表の一部を紹介します。

    ・生徒に対して授業を行うのは、大学での模擬授業とは全く違っていて、クラスによって発問の仕方や授業の進め方を変えるといった工夫が必要であることがわかりました。
    ・電子黒板や電子教科書の普及が進んでいて、ほとんど板書をしない授業に少し戸惑いましたが、放課後に練習して使いこなせるようになりました。ICTの活用法が勉強になりました。
    ・特別な行事の際だけでなく、日頃から生徒に声かけをすることが生徒一人ひとりの理解につながることを学びました。
    ・教育現場に行かないとわからないことを体験できたので、教員について具体的なイメージを持つことができました。
    ・短い期間でしたが、この教育実習を通して教員になりたいという気持ちが強くなりました!

     発表後、教職課程を履修する3年生からの質問に答えました。3年生からは、指導案の作成で注意すべきことや、先生方からの指導内容の反映方法など授業に関する質問だけでなく、部活への参加の仕方、学活や給食の指導方法、出校および下校時間など教育実習全般にわたってたくさんの質問が出ました。4年生からの具体的な説明・アドバイスを受け、3年生はメモを取りながら熱心に耳を傾けていました。



     4年生は今、教員採用試験の真っ最中です。教員採用試験に合格し、来年度の春から中学校、高等学校の教壇に立つという夢が叶うことを願っています。

    (文学部日本語日本文学科 教授 佐伯暁子)