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    長谷川三郎記念ギャラリーの裏側を探る

    2022年7月26日(火) 文学部新着情報 お知らせの一覧

     文学部人間科学科の1年生対象の授業「博物館概論」で、6月26日に甲南学園長谷川三郎記念ギャラリーを見学しました。甲南高等学校出身の長谷川三郎は、「抽象絵画のパイオニア」と呼ばれる近代日本美術の重要な画家です。ご遺族のご厚意により、多くの作品が甲南学園のコレクションになっており、甲南高等学校の敷地内にある甲南学園長谷川三郎記念ギャラリーで公開されています。
     「博物館概論」は、博物館学芸員資格の取得を目指す学生が最初に受講する授業で、人間科学科の授業では、博物館についての基本的な知識を習得するだけでなく、近隣の美術館を見学して体験的に理解を深めています。
     今回の見学会では、展示されている作品から参加者が最も「長谷川三郎らしい」と思う作品を選んでその理由を発表したり、スタッフの方に収蔵スペースでの作品の保管方法や保管にまつわる苦心や工夫をお聞きしたりしました。
     参加した学生からは、「展示室の裏側を見学して、作品を守ることの大切さと大変さを学んだ」、「自分が入学した大学にこのような素晴らしい作品があることを知って感激した」、「一人の画家に集中してお互いの感想を共有できたのが面白かった」などの感想が聞かれ、充実した見学会になりました。
    (文学部人間科学科教授 服部正)