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日本語日本文学科:中学校で実習を行いました
2021年12月02日(木) 文学部新着情報 お知らせの一覧 文学部日本語日本文学科には、国語の中学校教諭、高等学校教諭を目指す学生が所属しています。免許状を取得するために、1年生から「教育職員養成課程(教職課程)」の単位を修得し、4年生の前期には教育実習に行きます。
前期に教育実習を終えた10名の4年生は、現在、教職課程の総まとめの科目である「教職実践演習」を履修しています。この授業の一環として、11月15日に神戸市立本山南中学校で学校現場実習を行いました。実習ではまず、1年生の国語の授業を参観しました。授業者の先生は、「連文節」という生徒たちにとって難しい分野である文法を、ユーモアを交え、わかりやすく教えていらっしゃいました。授業の途中で、学生たちも机間指導をしました。次に、柴垣正治校長の講話を聴きました。今の教育の現状と課題、育てたい生徒像、教師に必要な資質、大学生のうちにすべきこと、などについて教えていただきました。
実習後、学生たちは2~3名のグループに分かれ、授業で観察できた工夫や講話で学んだことについて話し合いました。この実習を通して、文法が苦手な生徒に興味を持たせること、 めりはりを付けて授業を展開すること、板書とICT(情報通信技術)を使い分けること、生徒全員がチャレンジできる雰囲気を作ることの重要性を学びました。
免許状を取得し、教員採用試験に合格した学生は、来年度の春から中学校、高等学校の教壇に立ちます。学生たちが教員として活躍することを期待しています。
(文学部日本語日本文学科 准教授 佐伯暁子)