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Beyond CORONA コロナを越えていく。vol.2

2020年11月26日(木) 理工学部新着情報

新型コロナウイルス感染拡大防止のために甲南大学理工学部でも前期は遠隔授業を実施。後期から対面授業が再開され、学生を2グループに分けて密を避けるなどしたうえで実験科目もおこなわれています。理系学生とって重要な実験をひさしぶりにおこなえるようになった学生たちに、自宅待機の間の心境や、現在の学習環境について聞いてみました。



伊藤:化粧品開発の仕事に就きたくて機能分子化学科を選んだんですけど、自宅待機のあいだは卒業や進路に影響しないかとすごくあせりました。
祝:私も環境問題の解決に貢献できる研究がしたくて入学したけど、カリキュラムの進行とかは心配でしたね。でも自宅だと相談相手もいないし、一人で黙々とパソコンに向かって課題をこなすしかなかった。
朝山:化学実験が好きで理系を選んだのに、その実験もできませんでしたからね。
伊藤:スライド上映のWEB授業やZOOMでの遠隔授業ばかりだと、やっぱり緊張感が保てないし。
祝:まあ、登校時間がない分、朝はゆっくりできて楽でしたけどね。けれどカメラをオフにしても良い遠隔授業だと、どうしても気が緩んじゃう。
伊藤:動画とかは見ておく期限があったのでさぼることはできなかったけど、ついつい早送りにするとか。でも、理解できるまで何度も見直せるのは良かったかな。


朝山:ようやく再開された実験ですけど、まだまだ器具の操作とかは緊張しますよね。
祝:うんうん。実験って想像以上に難しい。けれど、やっぱり友だちと支えあえるのが良いよね。周りのみんなも頑張っているんだなあという雰囲気を直に感じることができて、すごくやる気になる。
伊藤:カリキュラムに遅れがでないよう大学とか先生がいろいろ工夫してくれているのも嬉しいですね。自分でも、もっと確実に授業が身につくよう、かならず予習してから実験に参加するようになりました。
祝:わたしも、あせって急ぎすぎないよう注意して、ミスやムダをなくそうと心がけるようになったかな。
朝山:あとはわからないことを先送りにしないようにしています。せっかくの対面授業なんだから、質問とかはすぐにするようにしています。
祝:甲南大学の良さはやっぱり、先生方の面倒見の良いところだものね。少人数だから、一人ひとりをきちんと見てくれている。対面授業が再開してからは、その魅力をあらためて実感しましたよ。


理系学部において実験科目は避けて通れません。とくに危険な薬品を扱う化学実験は大学の設備・環境が不可欠です。できるだけ早く実験再開できるよう努力しましたが、どうしても時間が少なくなってしまう。このため遠隔授業でも、実験への理解が深まる資料を演習問題として用意するなどの工夫をおこなってきました。
対面授業が再開された現在でも、実験環境と感染症対策、双方の安全を両立させることは大きな課題です。このため、より効率的に技術を習得できるよう授業内容を見直す、繰り返し参照できる資料や動画をオンラインで整備する、学生を集めて説明するのではなく教員が学生のもとを回るといった改善が続けられています。これらは、たんなるコロナ対策としてだけでなく、学習効果にもメリットをもたらすことが確認されました。このため、今後も新たなスタイルとして継続する予定です。みなさんに安心して実験をおこなってもらい、しっかりとした科学技術を身に着けてもらう。そうした環境を実現するため大学も教員としても強固な意思を持って取り組んでいるところです。